週 刊 y a s u s h i

2 0 1 8 年 6 月

 

2018年6月25日(月)

週刊yasushi 772号「佐賀県精神福祉連合会総会にて」

 

 

 

先日、佐賀県精神保健福祉連合会総会が行われ、そこに出席をした。

山口義人会長はじめ多くの方々から素晴らしいご挨拶があったが、ここでは県庁から出席されていた川久保健康福祉部長のご挨拶が印象的だったので紹介したい。

部長はご挨拶の中で、近年の県の取組みとしてグループホームを約150箇所整備し、地域での生活の支援を充実させてきていることに触れられた後、就労支援についてパンフレットを作ったことを紹介された。そのパンフレットの中には次のようなことが障碍者雇用をしている事業主のコメント事例として挙げられているという。

 

・精神障害の人が働きやすいように自社でマニュアルを整備した。そうしたところ、それは障碍のない人にとっても非常に使いやすいものになった。障碍のある人を雇ってよかった。

・サービス業で障碍者を雇用しているが時々うまくいかないこともある。なので配置場所を変えたらどうか、と言われることがあるが、障碍者雇用の大切さを理解してもらうためにも変える必要はないと従業員に言ってある。障碍者への理解が広がればと思う。

 

こうした理解ある事業主の方の存在がいかにありがたいか、という感謝の念を述べられた。

全くそのとおりだ。

 

また、佐賀県では今年からヘルプマークを普及させることになったという紹介もあった。東京都が始めたヘルプカード。外から見える障碍だけでなく内部障碍の人たちに対する理解も高めるためにも有効な手段だ。ヘルプマークについては私が自民党障害者マークPTの座長として全国への普及に取り組んだ。その際には、様々な団体にこのマークに対する意見をお尋ねしたがすべての団体から「障碍に対する理解促進のためにはこのマークの普及が必要」というお答えをいただいた。どうせならばこの普及のためにJIS化しようということで東京都とともに取組み、いまやそれが実現し、今年の障害者白書にもヘルプマークがはじめて取り上げられた。

 

私はこのヘルプカードをやがてはISO、つまり世界標準に持っていけないかと思っている。それだけに佐賀県がヘルプマークの普及に取り組んでいただけるようになるのは本当に嬉しい。

 

 

 

ふるかわ 拝

 

 

2018年6月11日(月)

週刊yasushi 771号「来年のゴールデンウィーク」

 

 

 

あちこちで様々な話を毎日しているわけだが、思わぬテーマが反応を呼ぶことがある。

最近では、来年のゴールデンウィークのことを医師会の皆様方にお話をしたときの反応が印象的だった。

 

話は「海の日」にさかのぼる。

2020年の海の日は本来7月第3月曜日なのだがオリンピックの開会式の前日の7月23日に移動になる。

そしてその翌年以降どうするかについては異論がある。

今のところは海の日はハッピーマンデーで7月第3月曜日となっているのだが、海事関係者から、「海の日がどういう日なのか国民的な理解が広がっていない。ぜひ本来の7月20日に戻すべき」と言う議論が提起され、現在自民党の中でそれを元に戻すべきなのか現行のハッピーマンデーで良いのかについて議論が行われている。その議論の中で、医師の経験のある議員から、「そもそも3連休を増やすのは医師の観点から見ればあんまり良くない。例えば金曜日に診察した患者さんが火曜日にならないと診られないと言うことになる。そうしたことを考えたときには3連休を増やすハッピーマンデーそのものがあまり望ましくない」という発言をされた。

こういう意見があったことを紹介したところ、多くの医師からそれはそうだと賛同の声が上がったのだった。

やはり患者さんによってはあまり日を置かずに再診したい場合もある、と言う。

 

それではと私が尋ねた。

「来年のゴールデンウィークは10連休になる可能性があります。そうなったらクリニックはどうされますか?」

 

この事はまだご存じのない方が多いようでどこで話しても「おお」という驚きの声が上がる。

 

来年の5月1日が祝日になるとはまだ決まったわけではないが即位の礼が行われる日なので祝日になる可能性がある。

もし、そうなるとすると、来年のカレンダーは

4月27日土曜日

4月28日日曜日

4月29日 昭和の日

4月30日 祝日と祝日に挟まれた日で休日

5月1日 即位の礼(臨時の祝日)

5月2日 休日

5月3日 憲法記念日

5月4日 みどりの日

5月5日 こどもの日(日曜日)

5月6日 振替休日

 

と10連休になる可能性があるのだ。

この話を聞いた医師の方々は口々に「やはり一日くらい真ん中で診療日を入れないと」と言われた。 医療の世界には10連休はあまりフィットしないのだろうか。

 

医療とは別の分野だが、養豚をされている方から「豚は1日2キロくらい太る。だから、10日連続して休みになるといわば予定より20キロ太った豚を出荷しなければならない、なのでどこか1日でも市場を開けられないか」という要望も聞いたことがある。農産物の出荷でも似たような状況があるかもしれない。このようにいろんな分野で影響が出てくる可能性がある。

 

10連休を避けるためには、即位の礼の日を祝日ではなく休日にする、という方法もあるにはあるのだが、即位の礼だけにやはりそこは祝日とすべきという考え方もあると思うし、様々な議論があるだろう。

 

世の中的には10連休と聞くとその分ゆっくり休めて良いという反応になる方も多いのだろうが、きっといろんな分野で影響が出てくるようにも思う。何かお気づきの点があれば教えていただきたい。

 

 

 

ふるかわ 拝

 

 

 

2018年6月11日(月)

週刊yasushi 770号「民泊法施行前夜」

 

 

 

先週の木曜日、民泊最大手仲介事業者のエアビーアンドビーの人たちが相談に来られた。

 

6月15日の民泊法施行を前にして悩みがあるのだと言う。

原因は6月1日に出された観光庁の通知だった。

6月14日までに民泊物件としての登録の取れなかった施設は6月15日以降営業を続けていると違法営業になるので新規の予約を取らないように。また、すでに予約をとってしまっている分については他の宿泊施設を斡旋するように。いわばこういう通知だったのだ。

 

この法律が公布されたのが去年の6月16日。その時にこの法律の施行の日が1年後の今年の6月15日と決められ、それに向けて政府、自治体、関係者で準備が重ねられてきた。民泊施設を運営する事業者はその日までに登録を取る手続きを進めてきているし、仲介事業者もそれを応援してきた。ところが、自治体によっては民泊物件を登録しようとする事業者に対してかなり厳しい態度で接しているところもあるのは事実で、なかなか思ったように登録が進んでおらず、その結果、これまで民泊サイトに掲載されていた物件の約2割程度しか登録が終わっていない状況だと言う。

 

つまりは約8割の民泊物件は、6月15日以降民泊法違反となる可能性があり、そうならないようにするためには、6月15日以降の予約をキャンセルすることが必要になってしまうということなのだ。

エアビーとしてはそのことは踏まえた上で、「しかしながら6月15日まではあと数日しかない。日本に旅行に来るのを楽しみにしてる人たちにその物件の予約をキャンセルさせて他の宿泊施設のアレンジをするというのは大変に難しい。なにか知恵はないか。」そういう相談だった。

 

エアビーは6月1日付けの観光庁の通知を受けて、その翌日、その時点で登録の済んでいない民泊物件をすべてサイトから削除した。これにより違法物件の新規の予約はできないようになった。これにより違法となる予約の増加にはストップがかかった。

ただ、すでに成立している予約の取り扱いをどうするのか、は頭の痛いところだったのだ。

この相談を受け、自分なりにいろいろ考えてみたがやはり画期的な知恵は出なかった。もっとも大切なことは少々経営的にマイナスなっても民泊法を守る姿勢を見せることではないか。

世の中には6月15日以降、違法物件が本当に営業しなくなるのかどうかに関心を持っておられる方々もおられる。そういうことを考えた場合、登録の取れていない物件の既存の予約はキャンセルせざるを得ないのではないか。

そのように申し上げた。

 

結果的にはエアビーは、6月15日から19日までの予約については登録のできていない物件の予約についてはキャンセルすると発表した。数日後に日本に来る人からしたら、びっくりすることだと思う。しかしながら観光庁としても登録のできていない民泊施設の予約を6月15日以降有効としてしまうと民泊法違反に目をつぶることになってしまう。

 

今回、エアビーは、多くの民泊施設提供者や旅行を計画している人にたちからの批判は覚悟の上で、日本の民泊法を遵守する姿勢を示した。

エアビーとしても言いたいことはいろいろあるだろうがその遵法精神には敬意を表したい。

突然の予約キャンセルで戸惑われている方々も多いと聞くが民泊の健全な発展のためには今回の観光庁、そしてエアビーの対応はいずれも必要なものだった、と思う。

 

 

 

ふるかわ 拝

 

 

2018年6月4日(月)

週刊yasushi 769号「World emoji day」

 

 

 

日本語発祥の単語で最近英語圏でも使われるようになったものがいくつもある。そんな中でいま新しく光が当たっているのがemoji 。念のため、絵文字のことだ。

以下、ご指摘の多くは杉田敏氏からのものだが、2015年4月の安倍総理が公式に訪米した際、その歓迎記念式典で、当時のオバマ大統領はkarate, karaoke, manga and animeと若者の間でよく使われる日本語を挙げ、最後にAnd, of course, emojis. と言っていたという。また、この年にはOxford Dictionariesがemoji をWord of the Yearに選んでいて、emoji が国際的に認められるようになった年だと言えるだろう。

広告の世界でも絵文字は存在感を示していて、絵文字を使用することで、ある調査結果によれば、次のような注目すべき効果が得られているという。

 

• Twitterで絵文字を使うと、エンゲージメントが25.4%増加。

• Facebookで絵文字を使うと、「いいね」が57%増加。コメントが33%増加。シェアが33%増加。

• Instagramに投稿されたすべてのコメントとキャプションの50%近くが絵文字を使用。

 

この結果を見れば、絵文字は「歴史上最速で成長した言語の一種である」と言われているるのも頷けるものがある。

 2017年米国公開の映画にThe Emoji Movie というのがあり、今年、日本でも公開されている。

 

世界自然保護基金 (WWF) は環境と絶物危惧種の保護に従事する団体だが、WWFはTwitterでその活動を広めてもらい、支援を得るために、#Endangered Emoji Twitterキャンペーンを展開した。絵文字のキャラクターをどれでも1つツイートする度に、0.10ユーロが寄付されるというものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これがさらに進むと、文字をやめて絵文字だけでメッセージを送る、という動きも出てくる。

 

古くて有名なところでは

 

「?」

 

 

「!」

 

というやりとり。

 

「レミゼラブル」の出版直後に著者のビクトル・ユーゴが出版社に対して売れ行きを尋ねた。

それが「?」

それに対して出版社からの答えが素晴らしいという意味で「!」。

今絵文字が爆発的に普及していると言うがこれを超えるコミュニケーションの事例はなかなか無いのではなかろうか。

 

ところで、これまでemoji が日本語発祥ということで話を進めてきたが、英語圏ではemoji はemotionを表すものであるから、そこからできた英語発祥だと思っている人が多いらしいという。

 

とこれだけ世界的に使われるようになったemoji。

いつのまにか記念日までできていた。

 

World Emoji Day。7月17日らしい。ワシントン・ポスト紙はこの日、絵文字だけでコミニケーションをとってみてはどうかと提案しているらしいし、ちょっと何かやってみたいな。

 

 

 

 

 

ふるかわ 拝

 

衆議院議員

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