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2014年11月26日(火)

週刊yasushi 臨時増刊号「佐賀県知事を辞職しました」

 

 

古川 康です。11月25日、佐賀県議会本会議で私の辞職議案が承認されました。これによりこの日をもって私は知事ではなくなりました。約12年間、みなさんのおかげで佐賀県知事としての務めを果たすことができました。本当にありがとうございます。

 

 私は、今回、二つの意思決定をしました。

 

一つは次の知事選挙には出ないということ。そして来る国政選挙に出る、ということ、です。長くなりますがこの間の私の気持ちの流れをご紹介させてください。

 

(知事選不出馬の理由)

 

1 私は最初に出馬したときから「首長は一人が長くやらないほうがいい」という考えを述べてきました。首長は一人の持つ役割が大変重い、権限の強い立場だからです。ただ、長期政権のデメリットを超えるようなメリットがあれば続けてもいいのかもしれない、とも申し上げてきましたが。

 

いろんな課題のある中での辞任となりましたが、県政は終わりなき駅伝です。いつまでやっても、またいつ辞めてもすべての問題が解決することはないでしょう。どこかでけじめをつけなければなりません。私が続けることがまったく悪いとは思いませんでしたが、ほかの人が新しい風を佐賀県政にもたらしてくれることのメリットのほうが私が続ける安心感(?)よりも大きいと期待して私はこの仕事から退くことを決めました。

 

2 職員が成長したから、というのも退任してもいいと思った理由の一つです。UIターンなどいろんなバックグラウンドを持った仲間も増えてきましたし、佐賀県職員の中にはいろんなところで表彰を受けたり、あちこちで頼りにされたり、という人たちも増えてきました。佐賀県庁には、いい職員がたくさん育ってくれているなと感じます。

 

 (今後どうする)

 

1 そのうえで、4期目に出ないとしたらその次にはどうするのか、ということについても考えるようになりました。

 

そういう中、知事選に出ないのであれば、これまでの経験を生かして地方が輝くような国を作っていくことを国政の場で実現する可能性がないだろうか、と真剣に考えるようになりました。

 

2  私が生まれた唐津市をはじめとする佐賀県西部地域は衆議院小選挙区では佐賀2区になります。次の総選挙の際には、新しく誰を小選挙区の候補者にするのか選考作業が行われることになっていて、その意味では国政にチャレンジすることのできる可能性のある地域でした。果たして、自分がそういう仕事に向いているのか、また、国政の観点から人々の暮らしを見たらどう見えるのか。

 

3 知事職を退いて時間をかけて地域を回りながら人々の声に耳を傾けて政治に何が必要なのかをあらためて考えてみたい。そのうえで自分が候補者たりうるのかどうか判断したい。そういう気持ちももっていました。

 

 (突然の解散)

 

1 ところが突然衆議院が解散されることになりました。これはこれまで描いていたイメージとは相当違います。私はどう判断すべきなのか迷いました。

 

2  4期目に出ない、という判断を自分の心の中でしたのであれば、今回の総選挙があろうがなかろうが関係なく、3期目の任期を最後まで全うしたうえでその後のことを考える、という道もたしかに可能だったかもしれません。

 

3 しかし解散の可能性が強まっていく中、支持者の中からは知事職を辞してでも国政に挑戦すべし、という声が出てきました。

 

 (地方創生の実現に対する支持者の声)

 

1   今回の選挙は地方創生が大きなテーマです。そこに現職の知事がその職を辞してまでも出馬して国政で地方の再生を実現する、ということには大きな意味があるのではないか。そういう声が出てきました。

 

2  「現在、自民党・公明党所属の衆議院議員には知事経験者がゼロ。経歴として貴重だ。」「いまこそ、地方分権や地方創生を実現する道筋をつけるとき。そのとき、政府や与党の中で知事経験を生かした政策立案を期待できる。」

 

「佐賀県知事を辞めて国政で活躍することはむしろ佐賀県のためになること。」

 

「佐賀県の発展のためにもぜひ。」

 

たいへんありがたいことにそういう声があちこちから出てきました。

 

 (私の結論)

 

1 こうした声を受け、自民党佐賀県連福岡会長など役員の方々から出馬要請があり、最終的に、「要請をお受けする」、とお答えしました。

 

2  私の政治信条は「一隅を照らす」です。これまでは佐賀県という一隅を照らそうと懸命に努力してきました。仮に国政を目指すとしても、一隅を照らす、という信条は変わりません。佐賀県という一隅だけでなく、日本の随所が照らされるような国づくりが行われること。これが私の理想です。

 

「地域がひかり輝くとき はじめて国が栄える」と言い換えてもいいでしょう。

 

3 私は、12年間、佐賀県知事として積み上げてきた経験と実績があります。それを生かして、今度は、国政の中で、皆様の国政に対する願いや思いを実現していく側に回って、佐賀県という地方がひかり輝き、そのことによって我が国全体が栄えていくことになることをめざすことができるのではないか。皆様方からいただくさまざまな課題の解決のためにそれを実現できる立場の人間として動くことができるのではないか。

 

地方創生、という言葉を一時(いっとき)のものとせずに、これを国政の芯に据える。そういう政治を実現していくことができるのではないか。国政を目指す意味が見えてきました。

 

 4 いま、人口減少問題が大きく叫ばれています。佐賀県、そして我が国そのものが人口減少に直面している背景には、東京への一極集中と若い層が結婚・子育てしにくい環境があります。

 

私は、地方を再生することによって、人口減少問題に立ち向かうことができるようになると考えます。そのために地域の基盤である農林水産業、地場企業の育成をベースにして21世紀型の新しい地方のモデルをこの佐賀県の地域で実現していくことを国政の中で取り組んでいきたいと思っています。

 

5 たとえば、看護師や薬剤師など県内で不足している専門人材を県内に還流させる新しい奨学金の制度を目指します。また、貯蓄のある高年齢層から経済的に厳しい若い層への贈与税の非課税化などによっておじいさん、おばあさんの世代から若い人たちの世代へ教育・子育て資金が移転することをめざしていきます。このようにこれまで地域の現状をみてきたうえで必要だと考えている様々な政策を実現していきたいと思います。

 

6 私には、地域や日本を元気にしていくためにさまざまな夢やアイデアがあります。しかし、「実現してこそ大人の夢」です。私は、こうした夢を実現していきます。そしてそれは可能であると信じています。

 

7 私が辞任することで一定期間、佐賀県知事がいない状況になりますが、今回、私が次の舞台に立つことができればそれ以上の成果をしっかりと出していきたいと思います。

 

 

ふるかわ 拝

 

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