2009年7月

平成21年7月28日(火)
第317号「梅雨末期の大変な豪雨で佐賀県の内外に被害が出た。被災された方に心からお見舞いを申し上げます」

梅雨末期の大変な豪雨で佐賀県の内外に被害が出た。被災された方に心からお見舞いを申し上げます。

今回、山口県をはじめあちこちで災害が出ているが、そこでも問題になったのが「土砂災害警戒情報」の取り扱いだった。
これは平成18年から導入が始まった新しい警戒情報で、地方気象台と都道府県が共同して発表することになっている。発表された場合は、都道府県は速やかに市町村に伝達し、市町村は住民に伝達し、避難勧告など必要な措置をとることになっている。ところが、今回の山口県防府市の場合、この土砂災害警戒情報が発表されたことを被災した施設に伝えていなかったということが問題になったのだった。
佐賀県としても、他人事ではない。去年、この警戒情報を初めて発表したとき大失敗をしているのだ。
6月19日、佐賀地方気象台と佐賀県は土砂災害警戒情報を初めて発表した。県内市町への連絡は佐賀県庁が行うことになっているから、警戒情報が発表された12の市町に県庁から連絡を入れた。連絡方法は県の一斉指令システムによるメールで、宛名は各市町の防災担当課。全市町に受信確認もした。
そこまではよかった。ところが、問題はその先だった。県から連絡を受けた市町は何をしたか?なんら特別の対策を取ることなく、警戒情報が出ていることを住民の皆さんに連絡しなかったのだ。本来であればこの警戒情報の連絡を受けて、住民の皆さんに対して「土砂災害警戒警報が出ました」と連絡をすることが必要だ。合わせて、必要があれば避難勧告や避難指示をすることも出てくるだろう。そういうことがなされなかったということだ。
結果として去年の佐賀県の場合は、被害が出なかったため、とんでもない事態を引き起こすことにならずにすんでよかったのだが、かなりあぶないヒヤリ、ハットだった。

このことを後で知った僕は、直ちに県の担当者に対して、市町の担当者に「なぜ何もしなかったのか」を教えてもらうよう、現地に赴いて聞いて来るよう指示した。
何か理由があるはずだから、だ。土砂災害警戒情報そのものが知られていなかったからなのか、知ってもらってはいたが大したことはないと思われていたのか、そのいずれでもないのか。

結果的には、土砂災害警戒情報そのものは知られていたことがわかった。ではなぜ具体的な対応に結びつかなかったのか。どうもそれは土砂災害警戒情報が市町単位で出される、ということが背景だったようだった。つまり、そのとき警戒情報が出された市町は最近の合併で大きくなったところと、もともと面積の広い市町だった。こうした地域の場合は、警戒情報が出されても、どこの地区にこの情報を伝えたり避難を呼びかけたりする必要があるのかが簡単には判断できず、それで結局、特段のことはしなかったことに結びついていたようだった。
ただ、実際には、雲や雨の様子は市町の職員でも見ることができる。県のホームページの「防災・減災さが」のサイトから、1キロメートルメッシュの地図で確認することができる。それを見れば、どの地区が危険なのかは見当がつく。
現地に出向いて直接市町の担当者と話をすれば、「警戒情報が市町単位なので、なかなか本当はどこがどれくらい危険なのかがわからなくて」と言われたとき「ああ、それでしたら、このサイトのこの画面、ごらんになれば、ほら、わかるでしょ。ここにこういう感じで載ってるんですよ、これを見ていただいてご判断いただければということなんです」と説明することができる。だから、現地に出向いてほしいと職員にお願いしたのだった。

こうした検証の成果が今回の豪雨時に発揮された。
まず、7月21日の集中豪雨による山口県防府市の特養ホームの土石流被災をうけて、佐賀県では翌22日、土砂災害にあう危険性がある要援護者施設に対し緊急的に以下の措置をとるよう、各市町の防災担当課長に緊急連絡した。

1)土砂災害危険箇所に立地していることを施設に認識してもらうこと
2)行政機関との連絡体制、避難経路、避難場所について施設に情報提供を行うこと3)特に、土砂災害警戒情報等が発表された場合は、警戒を強化し、状況によっては避難勧告の発令を検討すること。この際、避難に援助が必要なら消防団・自主防災組織等に要請すること。

そもそも昨年の土砂災害警戒情報発表時の市町の対応と反省を踏まえ、県では昨年9月にも全体説明会を開催したし、今年度に入ってからも5月に再度、各市町へ説明に出向き、土砂災害警戒情報の重要性や住民への情報伝達体制の整備をお願いしていたところだった。
また、そのときの市町とのやりとりの中で、今後は県の対応として土砂災害警戒情報が発令された場合、県(情報発信部局)が市町の防災部局へ直接行動(おせっかい)し、警戒情報発表後の行動について、県が市町の防災責任者へ直接、携帯電話等で確認することにしていた。

こうした取り決めが今回の7月24日からの大雨の際に実行され、土砂災害警戒情報が発表された市町は、その情報を住民の皆さんにインターネットで配信したりケーブルテレビで放送したり、防災行政無線で伝達したりして、県と連絡を取りながら避難勧告などの措置をお伝えすることができたのだった。

とはいえ、佐賀県内でも亡くなられた方がいらっしゃったり、堤防が決壊したりしたところもあるのも事実。一日も早い復旧を心から祈りたい。


ふるかわ 拝

平成21年7月21日(火)
第316号「全国知事会三重会議でいちばん印象に残ったこと」

先週は13日(月)から15日(水)まで、三重県で全国知事会議が開かれた。そこでのメインテーマが三つあった。ひとつは直轄事業負担金問題、そしてもうひとつが政党支持問題、さらには消費税問題だった。さまざまな議論が行われたのでそれはまた別途書くとして、僕が今回の3日間にわたる全国知事会議の議論の中でいちばん印象に残ったのは、メインテーマではなく、都道府県会館建設負担金返還問題だった。

東京都千代田区平河町に都道府県会館という建物があり、全国知事会の事務所やほとんどの県のいわゆる東京事務所がそこに入っている。これは平成11年に完成したものだが各県からこの会館建設のために拠出金を集めて造ったものだ。ただ、結果的に建設費が予想を下回ったこともあって22億円程度の余剰金が出た。全国知事会はこれも含めた30億円程度の余剰金を現時点では貯めている。一方、各県の財政事情の逼迫ぶりは異常なものがある。
とはいえ、いつかは都道府県会館の大規模修理も予想されるし、そういうお金があるのならむしろ活用すべき、という考え方もある。このままにしておくべきなのか、それともこの際、各都道府県に返すのか、というのが都道府県会館建設負担金返還問題だ。

僕自身は、こうしていったん集めたものを返すのはもったいないから、たとえば全国知事会として持っている被災者支援基金の積み増しに充てるとか、これから導入していくテレビ会議システムに充てるとかそういう活用をしていったほうがいいのではないかと思っていた。何かに使うべき、という意見が全国知事会議の場ではけっこう出た。
ところがそのとき、香川県の真鍋知事がこういう趣旨のことをおっしゃった。

「私も、使ったほうがいい、そう考えたんですよ、最初は。でも思い直しました。というのも、せっかく集めたものだから少々目的が違っても必要があれば使えばいいじゃないか、というのはいわばプール金(裏金)の思想なんですね。われわれは、こうした経理処理のあり方について厳しい反省をしてきているわけです。だとすると、これも同じことではないのか、ということなんです。ある目的のために集めたお金はきちんとその目的に沿った形で清算する。そして何かお金を集める必要が出てきたらその時点でその目的や必要性について理解を得たうえで集める、というふうにすることが今の時代のやり方なのではないでしょうか」。

たしかに現にお金があるとどうしても使いかたが甘くなる。ある目的のためにお金を集めるというのは大変だが、集めたものがあまったからちょっと別のことに使う、というほうがたしかに楽だ。でもそれではだめでしょう、われわれはそれを否定しているはずだ、と説かれる真鍋知事の議論は説得力があった。
それまで甲論乙駁だった議論が止み、異論なくこの考え方が了承された。

たしかにプール金や裏金問題では佐賀県も例外ではなかったし、厳しく反省させられた。その厳しい反省に立てば、公金についてこういう考え方になっていくのだな、と、あらためて今の時代の公金(=税金)に対する認識を新たにし、身が引き締まる思いがした。


ふるかわ 拝

平成21年7月14日(火)
第315号「霧の森大福」

週末、障碍福祉のセミナーで四国中央市に行ってきた。「四国中央市?それどこ?」という方のために地図を入れておきます。 四国中央市(Google Map)
愛媛県の東の端で、香川県と接しているところ。四国中央市にある川之江ジャンクションからだと四国の県庁所在地全部にそのまま(というと変だが)つながっている。要するに「四国の鳥栖」だ。
セミナーの内容は発達障碍をメインテーマにしたものでこれはこれでたいへん意義深かったし、井原巧市長というお方がまたすばらしい人だった。それについて書きたいこともたくさんあるが、ここでは夜、市長から聞いた「霧の森大福」の話。

市長 その大福はもともと合併して四国中央市になる前の新宮村というところの第三セクターの商品でしてね。 この新宮村は山の中にあって林業とお茶の村なんですが、霧がかかるのでいいお茶が採れ、広葉樹が豊富だった ので農薬を使わなくても虫がつかず、30年以上農薬を使わない無農薬栽培のお茶が名産なんです。
古川 たしかに霧がかかるといいお茶が採れますよね。
市長 10年くらい前に何か特産品を作ろう、どうせならお菓子の開発をしようということになったんですが、 応募してきた10人ぐらいの従業員もなんせ素人。そこでお菓子づくりの専門家のアドバイスを受けながら試行 錯誤で「霧の森大福」を開発したんです。
古川 当時から売れましたか?
市長 いや、当初はそれほど売れなかったんですが2004年くらいからテレビで紹介されるようになって、い までは年間約20万箱を出荷しています。
古川 どこに行けば手に入るんですか?
市長 基本的にはその「霧の森大福」を作っている「霧の森」という店に行くしかありません。つまり新宮の特 産品だから新宮に来て買ってほしいということなんです。
古川 じゃ、そこに行けば必ず買えるんですね?
市長 そういうわけでもないんです。早いもん勝ちです。材料に限りがありますから。
古川 材料というのはお茶のことですか?
市長 お茶もそうです。加工用のお茶を混ぜて使ったりしないように、あくまでも新宮で生産されたいいものを 使って作る、ということでやっています。そのほかの材料もそうです。地元にこだわっているものですから生産 量が増えないんです。
古川 ネット通販はされていないのですか?
市長 やっていますが抽選です。100倍を超えるほどの倍率です。せっかく作ったものはわざわざ新宮に来てい ただける方に売りたいというのが基本です。だからネット販売は増やさないんです。
古川 では生産体制や販売体制は拡大しないんですね?
市長 今は大人気ですがこれがいつ変わるともしれないわけで、そういうことを考えていくといま売れているか らと言って手を広げすぎると後で大変になると思うのです。
古川 なるほど。
市長 いま60人の人を雇用しています。障碍のある人にも手伝ってもらっています。でもこれをいま売れている からと100人に増やしたら、やがて売れなくなったとき人員をカットしなければなりません。地域の雇用という のはそんな簡単なもんじゃないです。だから安易に生産量や規模を大きくしたりはしていません。
古川 なるほど。
市長 この会社はなんのためにあるのか、ということを私はいつも従業員に言っています。新宮に来てもらうた めの道具、新宮のことを知ってもらう道具がこの大福だろう。だからそこを忘れてはいけない、ということです 。

市長のお話に僕は感激した。いてもたってもいられなくなった。

古川 朝は何時から開いていますか?
市長 10時です。
古川 ここから何分くらいかかりますか?
市長 20分くらいですかね。(注:実際には高速を使ってホテルから30分でした。)
古川 では明日の朝、その「霧の森」というお店に行ってみます。私は10時50分伊予三島駅発の特急で佐賀に帰 ります。10時に開いたときに買っていけば列車に間に合いますね。
市長 早く行ったほうがいいですよ。きっとたくさん並んでると思いますから。

結局、翌朝は9時にホテルを出た。案内していただける方が9時半に到着しておかないとあぶないのではないかというのだ。
だいたい9時半くらいにその「霧の森」の近くの駐車場に着いた。ただ、そこからつり橋を渡って数分間歩かないと「霧の森」には着かない。つまり、大福を買うのもただお店の前に車を止めて大福を買ってはいさようなら、というのではなくて、橋を渡り、下を流れるきれいな川の流れを楽しみ、回りの景色を味わいながら「霧の森」に着くということになっているのだ。そこも徹底している。その日は晴れて暑いくらいだったが、もうこどもたちが水辺でうれしそうに遊んでいる。その声も鳥たちの声と混じって心地よかった。
そして「霧の森」に着いた。9時40分過ぎくらいだったか。もう100人以上の人たちが列を作っていた。ウワサは本当だった。
10時に開店したとしても10時15分ぐらいには店を出ないと列車に間に合わない。果たして間に合うか不安になった。
と思っていたら定刻より5分早い9時55分に店が開いた。あっという間にお客さんが吸い込まれていく。店内にはいろんな商品があるが、大福を買ってない人はいなかったと思う。しかも、一人3箱までという限定だ。こうして限定されるとほとんどの人が3箱買って行っているようだ。制限が逆に販促になっているのでは、と思わせた。
買い終わって時計を見た。10時15分。タイムリミットぎりぎりだった。
行った甲斐があった。もう待ちきれず、旅の途中で行儀悪かったが食べてみた。
この「霧の森大福」というのはどういうものかといえば新宮特産の無農薬の抹茶を練り込んだもちの中にこしあんと生クリームを入れ、表面にも抹茶をまぶしてあるもの。和洋折衷菓子で、いわば(あくまでもいわばだが)「抹茶大福」と「萩の月」を組み合わせたようなもの。でもちょっとちがうな。とにかく食べたことのない味。
ミシュランの分類では☆☆☆とは「それを目的にして行く価値のある店」だが、この「霧の森大福」は大福そのものだけでなく、その大福に込められた思いとその大福を手に入れるまでの風景を含めて☆☆☆だと思う。この夏、オススメのデスティネーションだ。


ふるかわ 拝

平成21年7月7日(火)
第314号「さがびより この秋デビュー」

今年の秋発売される佐賀県の新しいコメの品種「さがびより」のパッケージやロゴタイプが開発中だ。
この「さがびより」、これまで佐賀県の主力品種だった「ヒノヒカリ」に代わってこれからの主力になると期待されている新しい品種だ。
そういえば、最近、ほかの県でも新しいコメの品種開発の話を聞くことがあると思う。それは共通の課題に各県とも取り組んでいるからだ。
共通の課題とは何か。各県共通というよりは人類共通といってもいいかもしれないが、「地球温暖化への対応」だ。
イネは、実りが始まる時期(登熟期といいます)になると朝夕の温度が下がったほうが中身のあるいいコメになる。要するに9月くらいになると朝晩が冷え込むくらいのほうがおいしいコメになる、ということだ。でもいま地球温暖化でかつてのように9月になっても温度が下がらなくなった。
そのせいでどの県もとくに九州のような温かい地域の県はコメの品質が落ち始めている。おいしいお米の比率として一等米比率という指標があるが、佐賀県産のヒノヒカリについていえば平成10年産は一等米比率が84%だったのが平成20年には5%まで下がってしまっている。
つまり、ヒノヒカリではいまの気候になかなか対応できなくなってきているのだ。
そこで、佐賀県は10年かけて温暖化に強い、新しい品種を開発した。それが「さがびより」だ。漢字では「佐賀日和」と書く。
雨が降るべきときは降り、晴れるべきときは晴れる。そういうコメづくりにふさわしい気候そのもののことを「さがびより/佐賀日和」と呼ぼう、そういう思いで名付けた。

新しいものを世に出すのはまことに楽しい作業だ。どうやって県民にお知らせするのか。買っていただくのか。それを来年以降どうやって県外に販売していくのか。
今年の販売予定量は約5,000トン。佐賀県民が毎月消費するお米の量が約4,200トンだから、だいたいその約1.2か月分、ということになる。
来年は今年の約4倍くらいになり、このくらいになると県外にもある程度出していかないといけない。それを考えると、今年から一定程度は県外に出しておかないといけない。
「話題になるには販売スタートのときに殺到してもらってすぐに売り切れましたというのがいいのではないか」という意見も出してみたが、「毎日のものと嗜好品とはちがいます」と担当からくぎをさされた。「お米の売り場を見てください。ところせましと各地のお米がならんでいます。ぎっしり並んでいる中、さがびよりを新しく置いてもらおうと思ったらどこかのお米の代わりに「さがびより」を置いてもらわないといけないのです。こうして苦労して棚(スペース)を確保したと思ったらすぐに売り切れというのではそこの棚がほかのブランドにとって代わられてしまいます。だから安定的に置き続けないといけないんです。」とたたみかけられた。現場の職員は強いのだ。
また、僕が「せっかく新商品を売り出すのだから値段は高いほうがいいね」と言ったらそれも直された。「もちろん農家にとっては高いに越したことはありません。ただ、この「さがびより」はこれから毎日食べていただきたい主力米だということを考えると、むちゃくちゃに高い値段ということにはならないんです。そこそこの値段で買い続けられる、値段の割にはおいしいお米だと評価してもらえるような価格のほうが長い目で見て農家にとってもお客様にとってもいいということになります。」ということらしい。
たしかに高級米の新潟コシヒカリも最近値が下がり気味だ。「今年、マーケットに投入する新製品というのは基本的に生活支援商品でなければならないのです」という総合アドバイザーのご意見、ごもっともだった。
米袋(コメを入れる袋のことですが発音は「コメブクロ」ではありません。「ベイタイ」です。僕が昔いた世界では「ベイタイ」というのは米国大使館のことだったけど)のパッケージについてもいろいろなアイデアが出ている。佐賀県産のコメのパッケージといえば、「夢しずく」というコメのパッケージに佐賀県出身の中島潔画伯の絵が使われている、というのが有名で、このパッケージのおかげもあって「夢しずく」はロングセラーになっているが、最初は「絵はかわいいけどお米と関係がない」などと言われたらしい。
これとは路線が違うけれど、今回のパッケージも新しい主力品種にふさわしいチャレンジングなものにしたいと思っている。
今回の「さがびより」の特長は、家庭向けとしてもっちりとしておいしいとか、粒が大きいとか、甘みや香りがあるなどいろいろ良さがあるのだけど、僕としては「時間がたってもおいしい」ということも大きな特長としてあげたい思う。
いまの世の中、ご飯を炊く回数が減ってきていて、朝炊いたご飯を晩ご飯のときも食べるとか、前の晩に炊いたご飯を翌朝も食べるとか、そういうことが増えてきている。
お米は炊いた直後がもちろんおいしく、だんだんおいしくなくなっていくのだがその劣化のスピードが遅いほど、時間がたってもおいしいということになる。
この「さがびより」は劣化のスピードが遅い。だからジャーの中に入れておいても、またお弁当やおにぎりにして持っていって冷めた状態で食べてもおいしいのだ。
「さがびより」はライフスタイルの変化に対応した品種だともいえるのだ。
この「さがびより」、農家が「作ってよし」、販売業者が「売ってよし」、消費者が「食べてよし」と「三方よし」となるよう取り組んでいきたい。

21世紀の気候変動とライフスタイルの変化に対応したお米の新品種「さがびより」。店頭デビューは11月上旬ごろ。乞うご期待。

ふるかわ 拝