週 刊 y a s u s h i

2 0 1 6 年 3 月

 

2016年3月29日(火)

週刊yasushi 第659号「有明海沿岸道路 芦刈ー芦刈南 の完成」

 

有明海沿岸道路の芦刈-芦刈南の区間が先日完成した。区間そのものの長さは2キロメートルとそれほど長いものではないが、この有明海沿岸道路全体から見ると技術的に難しい部分を乗り越えての予定通りの開通と言う意味で嬉しいものとなった。

有明海沿岸道路は熊本県からスタートし福岡県、佐賀県をぐるりと通って長崎県まで向かう文字通り有明海の沿岸を囲む道路だ。

ただ、きれいに海岸から一定距離のところを道路がぐるりと通っているわけではなく比較的海から遠いところを通ることもあれば海に近いところを通ることもある。

佐賀県内の有明海沿岸道路は福岡県の県境から佐賀市内、そして小城市の芦刈あたりまでは比較的海からの距離が遠いところを通っている。

ところが今回開通した芦刈から芦刈南の区間はその名の通り芦刈インターから南に下っていて、いわば一直線に海に向かっている。

一般的に有明海の沿岸は、海に近い所ほど地盤が軟弱で工事がしにくい。建物であれば弱い地盤の土地は避けて建設すると言うことも可能だが、道路のように一定の幅を持った帯のように整備をしていかなくてはいけない場合は、地盤が悪いからといって避けることができない。

 

「予想以上に地盤が軟弱で大変でした。」

 

と工事の担当者が言う。

 

それにこう付け加えた。

 

「でも、予想以上に大変だろう、ということも予想していた、とも言えます。」

 

「ほお?」

 

「時には技術で押さえ込もうとしても、土地が言うことを聞かないこともあります。」

 

「そういうときはどうするのですか?」

 

 

「自然沈下で落ち着くのを待つしかないですね。」

 

 

「ただ、待つのみ。そういう状態に持っていくのも仕事です。」

 

それもまた、予想の範囲内だったということか、

結局、今回の開通式に間に合うように数日前には完成となっていた。

 

これからこの有明海沿岸道路は橋を架け、その向こうにはさらなる軟弱地盤の中、工事を進めていくことになる。

 

多くの人が1日も早い完成を願う一方で、いわば土地の自然治癒力もうまく使いながら進めていくというやり方も引き続き大切にしてほしいと思う。

 

出来上がった道路はその瞬間当たり前の風景となる。道路を通るときその整備に苦労があったことをほとんど感じる事はない。しかしながらどの道路にもいろんな意味での苦労や物語があったのだろうな、と改めて感じた。

 

 

 

ふるかわ 拝

 

 

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2016年3月22日(火)

週刊yasushi 第658号「2020東京オリパラの入場式は…」

 

先日の東日本大震災の追悼式で気づいたことがあった。

震災とは直接関係ないことなのだが、その式典で配布された資料の中に追悼式に参列された各国・地域・国際機関の名前がずらりと書いてあった。

式典会場内に入ってから実際に式典が始まるまでは相当時間があったので手元のリーフレットに記載されている国や地域の名前を見ていて、ふと思ったことがあった。アルファベット順に国名が書いてあったのだが、一番先に出てくる国はAfganistan(アフガニスタン)、そして最後がZimbabwe(ジンバブエ)だった。

 

アフガニスタンからジンバブエ。これで思い出したのが1964年の東京オリンピック開会式のときの入場行進だった。

アルファベット順で行われ、トップはやはりアフガニスタンだった。

最後尾は開会式の時はユーゴスラビア、そして閉会式の時は独立したばかりのジンバブエだった(開会式の時はまだ「北ローデシア」だったので)。

 

2014年にロシアのソチで行われた冬季オリンピックの入場式。日本は、開催国のロシアの前で、最後の入場だった。

それはロシア語の並べ方によったからだと言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソウルオリンピックのときは韓国としての五十音順(カナダラ順)だったので、アルファベット順だけがすべてではないはずだ。なぜ1964年の東京オリンピックの時にはアルファベット順にしたのか。はっきりしたことはわからないが、おそらく国際社会に復帰したことをアピールするためには日本らしさを出すことよりも国際秩序の中にいることを強調したかったのかもしれない。

 

2020年の時はそんなことに気を使う必要はないはずだ。

 

アルファベット順ではなく日本語の五十音順にしたら良いのではないだろうか?

 

とそこまで考えて手元の追悼式のリーフレットをくるりとひっくり返してみた。そこには参列している国・地域の名前が五十音順で示されていた。

それによればトップはアイスランド、そして最後は?……ロシアだった。

(※ わ、で始まる国はない)

 

 

 

ふるかわ 拝

 

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2016年3月15日(火)

週刊yasushi 第657号「5回目の追悼式」

 

3月11日の午後、政府主催の東日本大震災の追悼式に出席した。国立劇場だ。

この追悼式は都道府県知事にも案内が来る。僕が佐賀県知事だったときは議会の関係でダメだった一度を除き出席していた。この追悼式が行われ始めたのが大震災の翌年だからそれから5回この追悼式が行われているが、知事として2回、衆議院議員として2回、この式に出席していると少しずつ変化があるのに気づく

その象徴が献花だ。

追悼式だからたくさんの方々が献花する。総理大臣始め三権の長、国務大臣、各党の代表者、各国・地域の代表などだ。

昨年までは献花する人たちの名前を読み上げる、指名献花の人たちが多かった。総理大臣始め三権の長はもちろんのこと、政党代表の人たちも各国・ 地域代表も、だ。

各党の中にはいろんな名前がある。

「生活の党と山本太郎となかまたち」というのも党名だ。

本当にこの名前を追悼式で読み上げるのか、という意見も一部あったようだが、正式な政党名である以上、ダメとはならず、昨年まではそのまま読み上げられていた。

去年の追悼式の前には、僕は一年生議員だったからか、先輩議員から「政党名に違和感を感じても絶対声を出したり反応してはいけない。静粛な場所だから」と言われた。

 

それが今年の追悼式では、政党名の読み上げがなくなっていた。

スマートになったように思えた。

さらには壇上で。係員の人たちが献花用の花を一本ずつ渡すのだがこれまでそれに手間がかかって壇上に向かう通路に行列ができていた。

それが今年は違った。

スムーズに献花が流れていた。

 

 

5年目の追悼式。被災地ではまだまだやるべきことが山積み。4年目でも6年目でもなくちょうど5年経った、そ の節目の日としてのこの日の意味は大きいと思う。

 

復興もこんなふうにスムーズに行けば。そう心から思った。

 

 

ふるかわ 拝

 

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2016年3月8日(火)

週刊yasushi 第656号「狩猟免許に挑戦します!」

 

先週、衆議院予算委員会第六分科会で質問した。

野党と違って与党の議員は国会で質問する時間があまり与えられていない。そんな中で予算委員会分科会と言うのは与党の議員にとって聞きたいことが聞ける貴重な機会だ。

主に農林水産省に質問することにしてテーマは中山間地域と有害鳥獣対策の2問に絞った。

地域を回っていてこの2つの事について聞かれることがとても多いからだった。特に有害鳥獣対策の質問に力を入れた。有害鳥獣対策の基本的なスキーム、今後の方向性などについて尋ねた。

知ってるようなつもりでも知らない事はたくさんあるということを改めて感じた。

例えば「猪などの有害鳥獣を捕獲しようと思うが、猟ができない期間がある。なんとかならないか、と時々地域で言われる」と申し上げたところ、「有害鳥獣であれば、取ってはならないという期間は存在しないので一年中取ることは可能」という答えが返ってきた。

このように法令が正しく理解されていないことも時々あるように思う。

 

また、最近、ALSOK等の警備会社が有害鳥獣対策をビジネスとして取り組み始めていると言うことも質問の中でわかってきた。

もともと、異常があったら通報するというシステムを警備会社は持っている。それを活用して罠に異常を感知したら現場に駆けつける、ということをやっていた。それをいま先行地域ではもっと本格的に地元の猟友会と手分けしながら有害鳥獣対策に乗り出そうと言うものだった。猟友会の方々の高齢化や、被害を受けている地域での人手不足という話もよく聞く中、警備会社によるこうした新しい取り組みは注目すべきだと思った。

 

その有害鳥獣対策のやり取りの中で、僕は1つ宣言をした。

今年中に罠の免許を取る、ということだ。

研修を受け、その上で試験を受ける時間を確保するのは難しいところでもあるがぜひチャレンジしてみたいと思う。

狩猟免許を取るための勉強を通じて見えてくるものもあるはずだし、現場に入っていくにしても免許を持っていることによって得られる感覚もあると思う。こうしたことを通じて効果的な有害鳥獣対策が実行出来るようにつながっていけばと思う。

 

あ、もちろん試験に通れば、です。

 

 

ふるかわ 拝

 

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2016年3月1日(火)

週刊yasushi 第655号「マイナス金利の思わぬ影響」

 

日曜日の夜、佐賀南部郵便局長・夫人会の懇談会に出席した。

 

その夜の懇談の中でのお話しで興味深かったのはマイナス金利のことだった。

 

古川 : 最近のお客さんとの会話は、どんなことが多いですか?

 

局長 : 金利の話ですね。マイナス金利の影響は大きいですよ。

 

古川 : マイナス金利ですか?確かに影響が小さいとは言いませんが、個人のお客様の貯金とは直接関係はないのではないですか?

 

局長 : それが違うんですよ。マイナス金利という言葉が有名になってしまって、自分の貯金が減るんじゃないか、と心配している人が多いんです。

 

古川 : なるほど。

 

局長 : 貯金を下ろしてたんす貯金にする、といわれる方もおられます。

 

古川 : はあ!

 

局長 : たんすに入れとくと取られたり火事になったときに大変ですよ、というとそれなら金庫を買う、という方もおられます。そのせいか、金庫の会社の株価が高くなったという話も聞くくらいで(笑)

 

 

古川 : マイナス金利という言葉がそこまで影響しているのですか?あれは日銀と市中銀行との関係の話なのですが。

 

局長 : してますね。個人は関係ないんだ、ということをもっと政府は言ってくれませんか?

 

古川 : ニュースや記事に一言付け加えるとかね。

 

 

それで思い出した。この懇談会の前日、別の地元で国政報告会をしたときの質疑で、ある男性高齢者から「マイナス金利のことについて話してほしい」と言われたのだ。

僕は一般的な制度論とか狙いを説明したのだがちょっと視点がズレていたかも。

 

きょう(2月29日)、出席した予算委員会でもこのことが問題になっていて、黒田日銀総裁は、日銀の中でも議論した結果として、金融機関に預けた個人のお金がマイナス金利で減っていく、というのは常識的に考えられない、と明確に答弁されていた。

 

僕はこう言うべきだったんだな。

 

「安心してください。減りませんよ。」

 

 

 

ふるかわ 拝

 

衆議院議員

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