週 刊 y a s u s h i

2 0 1 6 年 5 月

 

2016年5月31日(火)

週刊yasushi 第668号「会期末を迎えて」

 

国会もいよいよ会期末となり、6月1日いちにちを残すだけとなった。

地元に帰っていても東京でも何となく落ち着かなく、いかにも会期末の雰囲気が漂っている。今回は特にひょっとしたら解散もありうべし、ということでさらにそわそわ度が高まっている。各種報道ぶりを見ていても共同通信とNHKだけはダブル選挙をイメージしているように思えていたがどうも今日の時点ではどちらもダブル選挙なし、の線になったようだ。

 

私たち衆議院議員は常にいつ何があってもいいように日ごろから準備をしておけという事を言われている。

高校時代の抜き打ちテストを思い出す。

とにかくいつ何があってもいいように準備だけは進めておかなければ。

 

これからまずは参議院議員選挙に向けて全力を尽くすことになる。

 

党内の各種部会も今日明日でいったん区切り。

明日は僕が初座長を務めた障害者マークプロジェクトチームの報告書を国交省に持っていく予定だ。

どんなものでもはじめてというのはドキドキ。

 

 

ふるかわ 拝

 

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2016年5月24日(火)

週刊yasushi 第667号「レコードどうするか問題」

 

最近、唐津市内に住む両親が引っ越しをした。これまで40年以上にわたって住んでいた唐津市内の一軒家を引き払い、唐津駅前のマンションへと移ったのだ。理由は簡単で、両親とも高齢になり、その一軒家が道から階段で上がらなければならないところにあって上り下りが苦になってきたことによる。

階段そのものは随分なだらかなのだがそれでも1つ年齢を重ねるごとにその階段が辛くなるものらしい。

今回移ったマンションは極めて快適で眺めも良く、両親とも喜んでいるのだが、いかんせん2階建ての一軒家からマンションの1室に移ったため家財道具や荷物を相当整理しなければならなくなった。

それはそれで仕方のないことなのだがそのとばっちりが僕にも来た。

僕のレコードのコレクションもなんとかしなければならなくなったのだ。CDではなくレコード。ビートルズを中心に数百枚ある。青春のシンボルだけに捨てられては困るので慌てて僕の唐津市内の家に持ってきた。軽トラを借りて運んだ。レコードを買っていた当時の思い出がよみがえってきて本当に懐かしい。

しかし、懐かしさが一段落した今、ちょっとだけ困っている。僕の今の家にはレコードプレーヤーはないし、ではこのレコードをこれからどうするのかと自問すると答えが出ないのだ。

レコード好きの人がいらっしゃればお渡ししてもいいかなと思うのだが、選挙区内の人には渡すわけにいかないし。

 

僕らの世代はある程度まではレコードを買い、その後CDを買うようになったと言う世代だと思う。

結構みんなこの「レコードどうするか問題」で悩んでいるのではないかと思うのだがいかがだろうか?

 

追伸

わかってますよ、断捨離でしょ,「こんまり」でしょ。わかってはいるんだな、一応。それでも身体が動かないのですよ。

 

 

ふるかわ 拝

 

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2016年5月19日(木)

週刊yasushi 第666号「北波多の茶工場にて」

 

先日唐津市北波多の茶工場を訪問した。この日は一般の消費者の方に茶摘み体験をしてもらうというイベントの日だったのだが、最近のお茶の生産の状況についてじっくり話をお伺いすることができた。

 

もともとこの北波多の茶工場では静岡県の茶商を通じて東北に主に売られていたらしい。それが東日本震災で東北の取引先がつぶれてしまい困っていたところ、静岡の大手原田製茶がその窮状を聞きつけて唐津のお茶を買ってもいいということになったのだと言う。

ところが条件があった。ジェイギャップをとれ、ということだった。ジェイギャップなんて当時あまり知られてなかった。(GAPとはGood Agricultural Practice. 農業生産活動を行う上で点検項目に沿って工程管理を行っていく改善活動のこと。)

しかしながらこれをとらないと取引してもらえないと言うので自分たちで勉強して東京の本部からも人に来てもらって何とかとることができた。

JGAP を取っておかないと輸出もできないと言うことだった。

農薬の使い方や保存する場所、どういう農作業をしたかの記帳など、めんどくさいしコストもかかるのだがこうしたことをきちんとしておかなければ世界的に通用しないということだと言われ、今では納得していると言う。

 

茶工場に来ておられた関係者の方がこうも言われた。

「農業の世界も透明化が必要だと言うことだと思うんです。どういう原材料からどういう栽培方法で作られたものなのか、それをお客様に明確にしていき、その上でお客様に買っていただく、そういう農業をやっておけば、海外にも売れますよ。」

 

こういう認定を取ったため、ほかの会社からもうちと取引しないかという声がかかってきたという。

 

それが例えば、この商品に。

 

http://c.cocacola.co.jp/spn/nihon-tsumugi/

 

コカコーラが発売している日本産烏龍茶「紬」。これに使われているのだという。

 

この会社と取引しようにもGAPを取っているかどうかだけでなく、児童虐待をしていないか、労働基準法に違反していないかなど反社会的な生産活動が行われていないかどうかのチェックがされたらしい。

 

どの分野においてもこうした国際ルールに従うということが広がっていくのではと思う。

 

 

どこか他の所でも書いたと思うのだが、2020年のオリンピックパラリンピックの選手村の食堂で出される料理の原材料はGAP認証が求められる可能性が高い。

ところがまだ日本ではGAPの認証を取っている農産物の割合はまだ低い。

日本の農産物の安全安心をアピールするためにも国際標準をクリアすることが求められるのではないだろうか?

 

TPPが発効すれば確かに厳しい部分も出てくるが、それを乗り越える努力をしようとしている所にとっては新しいマーケットが拡大するという事でもあると思う。

 

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2016年5月10日(火)

週刊yasushi 第665号「有田陶器市にて」

 

今年は日本で磁器が誕生して400年目を迎える。日本で初めて陶器ではなく磁器を作ったのが有田。

ここしばらく続いていた低迷を抜け出すためにこの400年を次の100年のきっかけにしようと様々な挑戦がなされている。ゴールデンウィーク中に毎年開催されている有田陶器市に出かけて様々な関係者からお話をお伺いした。

 

有田焼欧州輸出プロジェクトはその大きなチャレンジの1つ。数年がかりで様々な取組みをしてきたのが花開きつつあります、という嬉しい報告をその中で耳にした。

 

「ミラノ・サローネに出て毎年反応が違いますが今年は本当に食いつきが良かった。いける!という手ごたえを感じて帰ってきてます。」

 

「僕はメゾン・エ・オブジェ(パリ)に出てたんですが、そこにシェフがやってくる。『オレ、三ツ星なんだけど、あんたんとこのデザインがいいからほしい。でも小さな店だからそんなにはいらないんだ。いまはリモージュから取ってるんだけど、◯◯◯個以上じゃないとだめだって言われてね。そんなにいらないから使ってないやつは倉庫に予備として眠ってる。』

 

『うちなら一桁違うオーダーでいけます。』

 

こう答えるとびっくりするんです。」

 

ミラノでは、ヨーロッパのデザイナーとコラボして有田で焼くという取組みを行ったがそれに出た有田の人がこう言う。

「出て行ってて思います。有田の技術は通用するって。デザインだってきちんと相手が見てくれば必ずほしがられます。

いままでもヨーロッパに少しですが、出してました。今回の有田のブースを見て、これまで使ってくれてた取引先がこう言うんです。

『お前の器って、有田なのか。こんな素晴らしい産地のものだったのか。』」

 

今年のミラノ・サローネでは数ある展示ブースの中で「見るべきもの」として何本の指に入る評価を地元メディアからいただいた。

 

有田焼は輸出ばかりやっているのではない。国内向けでも新技術で挑戦しているところもたくさんある。

 

例えば、

「レンジとオーブン両方で使える器を開発しましてね」という店。

 

「強化磁器なんですが、軽いんです。」

持ってみた。確かにそうだ。

 

「これを使うとレンジで4秒でローストビーフができます!」

 

「ところでこういう商品はどうやって販売してるんですか」と尋ねてみた。「テレビショッピングですよ」と言う答え。ちょっとびっくりだった。

 

「テレビショッピングで何時ごろの時間帯が売れるんですか?」

 

「6時から7時ですね。」

「夕方の?」

 

「いえいえ、朝です。」

「朝の方が売れます。それか真夜中。」

「最初は無地だったんです。でも寂しいデザインだとあまり売れなくていまのようなフローラルな感じにしました。」

 

こういう動きも出てきている。

 

話を海外に戻そう。

海外に出て行った人たちが間違いなく自信をつけている。そしてそういう声を受けてこの難しい仕事をしてきた県職員たちも計り知れない位の自信を持つようになってきている。

 

5月中旬にはオランダのアムステルダム市にある国立美術館(ライクスミュージアム)のすぐ近くに有田の器を始めとするものを集めた「有田ハウス」が誕生するのだと言う。しかもそれは、有田とオランダのコラボレーションをプロデュースしてきたオランダ側のショルテンというデザイナーがネットワークを生かして資金も集め日本側の負担を低く抑えることに成功していると言う。

「ライクスミュージアムの真ん前ですよ」と有田の人たちが口々に興奮して言う。

ライクスミュージアムという言葉がこれほど馴染んでいる土地は有田以外ではないのではないか。

これは新しい形の有田だけでなく佐賀県全体の海外における情報発信拠点になっていくこと間違いなしだろうと思う。

期間限定で12月までだと聞いてはいるが、もう少し伸ばしましょうと言われる位の大成功を心から願う。

 

数年間取り組んでこられた輸出プロジェクトによって新しいことにチャレンジするその意識の高さを低くすることには間違いなく成功している。

 

新しい有田が始まる。シカと見届けていただきたいと思う。

 

 

 

ふるかわ 拝

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2016年5月3日(火)

週刊yasushi 第664号「EEZ(排他的経済水域)はどこの都道府県か?(今回はカタイ話です)」

 

先日、我が国のEEZにおける外国人の経済活動について一定の手続きを必要とする法律制定の党内プロジェクトチームの会議に参加した。

「我が国のEEZにおいて日本の法律が適用される」と言う法律があるにはあるが、それ以上の詳しい内容を決めたものはこれまで存在していない。

この区域は安全保障上極めて重要でもあり、我が国の主権が損なわれないようにすることが求められているのも事実で、いま作業されている法律制定はもっぱらこちらのほうがメインだ。

 

僕の関心事は、それに加えて、この区域における天然資源の活用など経済活動のルールを定めること。

 

EEZにおいて経済活動を認めていこうと思えばいくつもの決め事が必要になるが、そのうちの1つがあるEEZ内の区域がどこの都道府県の管轄なのか、という問題だ。

いまは決まってないのだ。

 

例えば、都道府県知事の権限になっている砂利採取。仮にEEZの区域内で海砂採取をしようとすると都道府県知事に許可を申請しないといけないのだが、どこの都道府県に申請したらいいのか、現時点では不明確だ。

 

現行法の中に何か参考になる制度がないか調べていたら「海洋生物資源の保存及び管理に関する法律」という法律を発見した。

 

この法律は、我が国の排他的経済水域等における海洋生物資源について、その保存・管理を図るため、農水大臣が策定する基本計画に即して、都道府県知事が計画を策定し、海洋生物資源の保存・管理を図るというものだ。

この法律に基づく、EEZ内の海洋生物資源の採捕・漁獲量の決定や計画策定等が都道府県の事務とされている。

つまり、EEZ内であっても都道府県知事が計画を策定し、海洋生物資源の保護・管理を図ることとされていると言うことなのだ。

では具体的にどの区域がどの都道府県に属するのかについては明らかではないが、認可主体である都道府県との合理的な関連性が認められるかどうか、がポイントになるのだろう。

 

僕は、これからの日本にとって海洋と宇宙は重要な場所になると思う。

遅れをとらないような法整備が必要だ。

 

 

 

ふるかわ  拝

 

 

衆議院議員

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