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2 0 1 6 年 7 月

 

2016年7月27日(水)

週刊yasushi 第676号「手話を広める知事の会に参加して」

 

7月21日木曜日は4時30分に唐津の家で目を覚ました。

0700発の飛行機で東京に行き、9時30分から行われる「手話を広める知事の会」に参加をするためだ。

手話を言語として位置づけ、これを広めていこうという動きは最近活発になってきている。先日は、手話を広めることを目的とする市区町村長の会も結成されている。

僕は、その日設立総会をむかえるこの知事の会に呼ばれていたので参加した。会長である鳥取県平井知事の手話の流暢さや長野県阿部知事のひたむきさも素晴らしかったが、そこに来賓で来られていた全日本ろうあ連盟の石野会長のお話も印象に残った。

こんな内容だったと思う。

 

「ろうあ者は外見ではわからないので、時々道を聞かれたりすることがあります。でも話すことができない、ということを伝えると、それなら、と去っていかれます。失礼しました、でもなく、ダメなのか、という感じ。なんか拒否されているようで残念です。

ところが、先日、私がバスを待っていたら、高校生から道を聞かれました。いつものように、話すことができない、と表現したところ、それなら、とばかり、背負っていたリュックを下すのです。何をするんだろう、と思っていたら、そこからメモを取り出し、『〇〇へ行く道を教えてください』と書いたのでした。

もちろん、私も筆談で対応しました。

ろうあ者だから、コミュニケーションが取れない、のではなく、どうやったら取れるのか、と考えてくれた。

そこが嬉しかったです。

こういうことがすうっとできる。

いい高校生だなと思いました。」

 

と、こんな内容だったと思う。

 

 

このようにコミュニケーションの手段はいろいろだ。手話という言語による手段がこれに加わればさらに豊かになることだろう。

 

ろうあ者には手話が使える人が多いがそうでない人もいる。ろうあ者以外の障碍者もいろいろで、コミュニケーションの手段も様々だ。

でも大切なことはそういう人たちとコミュニケーションを取ろうとする心と行動を持てるか、ということなのだ、と、お話を伺いながら改めて感じた。

 

僕もこれまで選挙の時、知事選、衆院選、それぞれ手話を交えて政見放送を行ってきた。少しずつではあるが、毎回、手話の部分を増やしてきている。

これからも機会があるごとにそうしていきたい。

わずかなことではあるけれど、少しずつでも積み重ねればそれなりの意味は出てくると思う。

 

 

ふるかわ 拝

 

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2016年7月19日(火)

週刊yasushi 第675号「雨の宇土市役所にて」

 

宇土市役所は今回の地震で市庁舎が壊れたところ。熊本市の南西部に当たる。

初期段階で僕が災害支援のお手伝いをさせていただいたこともあり、今回、衆議院文部科学委員会の熊本視察のタイミングに合わせて市長さんにご挨拶に行った。

宇土市を訪れた当日は大変な雨だったが市長さんと副市長さんが対応していただいた。

復興に向けて力強く歩み始めていることだろうと思っていたが、話は地震の事よりも6月20日に起きた水害の話がメインだった。

その日宇土市内に1時間あたり136ミリという大変な雨が降ったのだという。

普通であれば川の水が増水し、やがて越水し、破堤し、となるのだろうが、元々地震で地盤が緩くなっていたところに襲った雨のため、土砂が川の中に流れ込み、川を堰き止めてしまい、その結果、川と全く関係ないところを土砂を含んだ水が流れ、土砂災害となって残念なことに人命も2名損なわれたと言う。

ところがこの水害、ほとんど報道されることもなく、しかも、水害そのものとしては昨年の北関東の大水害や数年前の北部九州水害と比べれば規模が大きくなかったということもあってなかなか関心を持っていただけない、と言う。

「もし今回の水害が熊本地震に起因するものであることが立証できれば熊本地震の被害として支援策を講じる事はできる」と言われているものの、その立証は難しく、被害にあった人たちにどのようにして再建に向けた手を差し伸べればいいのか、元松市長も頭を抱えておられた。

 

また、庁舎が壊れたので、今、市の庁舎が建っている場所の隣の市有地に新しく建てる予定らしい。

現在の庁舎の敷地に建てようとすると、杭を相当本数抜かないといけなくてそれだけでも数億円になる見込みだという。だから、隣の市有地にした方が安くできるからそうしたいと思っておられるのだが、国は、庁舎は現地建て替えならしかたないものの「移転」は「ぜいたく」だと厳しい姿勢を崩さないのだと言う。

今の敷地に建てるほうがコストがかかるわけでそちらのほうが贅沢だと僕は思うのだが。

 

そういう話を市庁舎代わりになっている体育館で聞いた。

市長が被災現場を案内するから、と席を立とうとして、「ちょっと待ってくださいよう」と市長の机の上のパソコンを操作し、ニコっとされた。

 

「あめ、雨は峠を越えましたね。宇土市は大丈夫です」。「これでここを離れることができます。」

 

コレコレ。これが自治体の首長の感覚だ。僕も知事をしている時はこの感覚だった。

天気が気になって気になって仕方ないのだ。

こういう人が首長をしているところは住民も安心だろう。

 

 

ふるかわ 拝

 

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2016年7月12日(火)

週刊yasushi 第674号「アンダー20の投票率」

 

長い長い選挙が終わった。自民党と公明党の与党が多数を確保することができ、選挙としては勝利することができた。

今回は、都道府県単位で少なくとも1人は選ばれると言う制度が合区という形に変わったことや18歳及び19歳の人たちが新たに投票ができるようになったなど大きな変化のある選挙だった。

新しく投票できるようになった18歳及び19歳の人たちが果たしてどれくらい選挙に参加してもらえるのか、自分としては大変気になっていたが、総務省によれば全国平均で18歳は51.17%、19歳は39.66%で、18歳と19歳を合わせた投票率は45.45%だったという。

まあまあ、ではないか。

少なくとも20代の投票率よりは高そうだし。

本当は「18歳の高校生の投票率」というのを知りたかった。

けっこう高かったのではないかと思う。「18歳」と言うと高校生をイメージするが、それだけでなくその一個上の学年でまだ19歳になっていない人たちも含まれる。

就職したての人や大学や専門学校に進学した人や浪人中の人なども含まれるのだ。

僕の感じからすると高校生(で18歳になった人)は比較的投票に行ったのではないかと思う。(数字がないのであくまでも感じでしかないが。)

しかしながら進学や就職のためにすでに高校を卒業した18歳の人たちの投票率が低かったのではないかと思う。

高校生の場合は親と同居してるケースも多いだろうから親と一緒に行くと言うことだってあったのではないか。

 

その高校生の親たちの投票率はどうか。今回の参議院選挙の年代別投票率が見当たらないので前回の参議院選挙の投票率で見てみるがそれによれば高校生の親世代である40代の投票率は51.66パーセント。

今回の18歳の投票率51.17パーセントに近い。

親が家で子供に、投票には行けよと言ったり、投票所に一緒に行く、と言う行動を取ってもらっている家はわりと

投票率が高くなっているのではないか。

 

高校生の投票率をもっと上げられるのは、高校で期日前投票を行えるようにする、というやり方だ。

 

日を決めて、昼休みに体育館で投票。

 

あるいは移動期日前投票車で投票。

 

こうすればその高校のある市町村に住んでいる高校生は投票できる。必ず投票率は上がると思うのだが。

 

いずれにしてもこの制度スタートしたばかり。僕自身は愚直にこれからも高校の前に辻立ちして政策を訴え続けようと思う。

 

 

ふるかわ 拝

 

 

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2016年7月5日(火)

週刊yasushi 第673号「どこまで18歳か  もう一度」

 

いよいよ選挙戦も最終盤。

今回の選挙は18歳と19歳の人も選挙に参加できるようになって話題となっている。

ところで今回選挙のできる18歳とはどういう人を言うのかといえば、前にもこのコラムで書いたが7月11日生まれの人まで。7月10日ではない。

公示の日(6月22日)に18歳になっている必要はなく、投票日である7月10日が満了する時点で18歳になる人(つまり7月11日生まれの人)も投票権があるとするこれまでの判例・実例に沿って判断されているようだ。

 

ところが面白いことに選挙期間中に18歳になる人は17歳の間は選挙運動はできないとされている。誕生日が来るまでは選挙運動できず誕生日が来たら選挙運動できるということになる。

17歳だと言うだけで、選挙期間中に18歳になる人とならない人との間に差をつけるのはおかしいと言う考え方のようだ。

 

では、選挙期間中に18歳になる人は投票日当日(7月10日)に投票できるのかわかるとしても期日前投票はできるのだろうか。

 

それはできないこととされている。期日前投票はその名の通り期日前に投票箱の中に投票用紙を入れるという行為。選挙期間中に18歳になるとは言え、まだ17歳の時点で投票箱の中に投票用紙を入れるという事はできないという考え方の下、期日前投票はできないとされているのだ。

 

では、選挙期間中に18歳になるが投票日(7月10日)当日には用があって投票できないという人は投票できないのか、といえば、できる制度が準備されている。それが不在者投票だ。

 

期日前投票と似ているように見えるがちょっと違う。学生さんなどで住民票の置いてある所と実際に住んでおられるところが異なる場合、投票用紙を請求して投票するのが不在者投票だが、それ以外にも今回のように、選挙期間中に18歳になるが投票日(7月10日)当日には用があって投票できないという人は、不在者投票という形で投票ができるようになっている。

 

なぜ、期日前投票はできないのに、不在者投票はできるのか、というと、不在者投票の投票用紙は、投票日(7月10日)当日にならないと投票箱に入れないから、なのだ。あくまでも18歳になってから投票箱に入れる、ということ。

 

といろいろ書いたものの、そんなに難しいことはなく、とにかく投票所に足を運んでください。

 

もうお手元に投票所入場券が届いているかと思うが、この入場券はなくてもきちんと自分を証明できれば投票できる。

 

皆様、ぜひとも投票を。

 

 

 

 

 

ふるかわ 拝

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