Official Website

power-full.com

週 刊 y a s u s h i

2 0 1 7 年 8 月

 

2017年8月21日(月)

週刊yasushi 第732号「初盆を終えて」

 

 

父の初盆が終わった。

お世話になった皆様に心からお礼申し上げたい。

 

そもそも初盆は難しい。

何日から来られるのかがわからない。いつ来られるのかがわからない。

いつまで来られるのかもわからない。

と3つの不確定要素の上に成り立っているのだ。

 

しかもどこで初盆をするのか、ということもある。

 

僕は唐津市南城内に住んでいて、母は唐津駅前のマンションに暮らしてる。

こういう場合に、どちらで初盆するのか、と迷われる方が多いのだ。

 

初盆は案内状を出すものではない。初盆を「どこで」「いつから」やっているのかと言う情報を積極的にお伝えする術がないのだ。

 

僕はFacebook上で母の住むマンションで初盆を行うと言う事を書いていたのでそのFacebookのメッセージを見てきてくれた人もいた。

しかしそんなに多くはない。

 

ということなので、僕の場合は8月10日からお客様をお迎えする準備を整え、お待ちする1週間を過ごしたというわけだ。

本来ならば自分の家が初盆の人間はお客様をお迎えするために専念するため、初盆の他人の家にお参りにはいかないと言うのがルールだ。

しかしながら社会人と言うのは自分の肉親が他界して初盆であるからと言っても、一方で初盆を迎えている地域の方がいらっしゃるのであればそこにお参りをしないわけにもいかない。

個人としては初盆であっても社会的な立場としてはそれに関係なく一定の役割を果たさなければならない。

だから、会社の社長さんなどもこの方初盆なのになぁと思う人が初盆参りで来られたりもした。

だから自分もいつもの年と同じとはいかなかったがある程度はお参りさせていただいた。

 

お参りにこられた方の所作を拝見していて気づいたこともいくつかあった。

例えば、拝み方。うちは草座布団をひいてあるのだがその座布団をあえて横に置いて拝まれる方がいらっしゃる。

また、隣に別の仏壇があるのだがそこにも線香を手向けられる方もいらっしゃる。

中にはお話を終えてお帰りになる時にもう一度初盆の祭壇に向かってお参りをされるあるいは一礼をされる方も。

 

いろいろなスタイルがあった。

 

これとは別にお客様のお迎えをしていて気づくこともいくつかあった。

 

例えばお飲物。お参りを済ませていただいた方に冷たいお茶を準備していたのだが、ある方から「あちこちで冷たいお茶を飲んでいるのであったかいものが何かあれば」と言われたこともあった。

また、「あちこち回ってきたのでお茶よりもトイレを使わせていただけるとありがたい」と言われた方もいらっしゃった。いずれもその通りだなと思う。

 

そういうことがあったので初盆の後半の何日間かは「熱いお茶はいかがですか」とか「お手洗いはよろしいでしょうか」と言う声をかけるようにしていた。

 

 

初盆を迎えるに当たって、父が生前作っていた俳句を僕が書き、玄関に張った。

 

行く人も  来る人も また  合歓の花

 

この季節にぴったりの俳句だったような気がした。

父が生前最後の1年間を過ごしたマンションの部屋でお客様をお迎えできたのは何より嬉しい。

改めて皆様方に感謝したい。

 

 

ふるかわ 拝

2017年8月14日(月)

週刊yasushi 第731号「夏祭りでの出会い」

 

 

父の初盆でお客様のお相手をした8月13日。夜は一転して各地の夏祭りへ出かけた。

 

写真は、伊万里・楠久津の祭り会場にて。

僕の横の凛々しい男性は、パリでミシュラン星付きのフレンチレストラン『SOLA』のオーナーシェフをしておいでの吉武広樹さん。彼はこの地域の出身なのだ。

 

ここのお祭りにはいくつかの屋台が並んでいてその中にカレーがある。それだけでは珍しくないがこのカレーが吉武さんのプロデュース。これは珍しい。

早速食べてみた。普通の屋台のカレーとは違う食感だ。

 

僕が名付けるとしたら「チキンの煮込みパプリカ風味 ライス添え。」。

普通の屋台ではないカレーを楽しむことができた。しかもおいしい。説明無用。そして300円。

世界一のコスパでは?

 

しかもこれは8月13日の伊万里市楠久津の夏祭りの会場でしか味わうことのできないもの。

ふと思った。毎年唐津JCがやっている「カレーの王者決定戦」のイベントに出てもらったらどうだろうか?

 

吉武さんは、パリの街なかのノートルダム寺院の近くの閑静な地域の一角でレストランを経営しておられる。佐賀県知事時代にパリを訪れたときにこのお店に行こうと思って街を歩いていた時、場所が分からないので近くを歩いておられる高齢者の女性にこの店の場所を尋ねたところ知っておられ「あの店、いいらしいわね。私もいちど行きたいと思っているの」と答えてもらったのが我が事のように嬉しかった記憶がある。

 

また、その頃、JALのパリー東京線のファーストクラスの機内食を吉武さんがプロデュースすることになった時の事。吉武さんがどうしても器だけは佐賀県のものを使いたいと主張され、様々な困難を乗り越えて有田焼を使ったことがあった。

地球儀の裏側に居られてもこうした地域への気持ちをしっかり持ち続けていただける吉武さんに本当にありがたいと感じたことだった。

 

今、吉武さんは新たな挑戦をしようといろんな考えを巡らしておられるようだ。ぜひともこれからも応援し続けたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふるかわ 拝

 

2017年8月7日(月)

週刊yasushi 第730号「参議院議員選挙における合区問題解決のために」

 

 

自民党本部に憲法改正推進本部という組織がある。文字通り自民党内における憲法改正について正式な審議及び決定機関だ。この秋以降の憲法改正論議の本格化のために自民党としても考え方を整理しておくために回を重ねて開催されている。

7月25日の回は、合区がテーマだった。

地元で1週間に何回も国政報告会やミニ集会を行っているがその際に憲法改正がこの秋から冬にかけての大きなテーマになることを報告している。僕自身の肌感覚からいえば、地元では憲法9条の話よりもこの合区の話の方が反応が敏感だ。

 地元の会合で、「去年の参議院選挙において一票のいわゆる格差を2倍以内にするために合区という大変な決断がなされ、そして選挙が行われた。このやり方が踏襲されることになれば次の選挙のときには人口順位42位の佐賀県も単独で定数1を確保することができなくなるかもしれない」と申し上げると、聞いている人の表情が変わる。それまで下を向いていた人たちが顔を上げる。

集会が終わったあとに、「さっきの話はほんなごつね」と確かめに来る人もいる。ほんなごつです。

危なかです。

最高裁は「都道府県単位で参議院議員を出さなければならないという憲法上の要請はない」と言い切っているのだから。

このままだと佐賀県は例えば長崎県と選挙区が合同になり、その地域から一人だけ当選するという仕組みになるかもしれない。

そうなった時、その選挙で当選した議員は、諫早湾干拓や新幹線問題についてはどのような立場を取るのだろうか。隣県というのは利害が一致することも多いが反することもあるのだ。

 

この問題は参議院議員の選ばれ方と言うような技術的な問題ではない。

この国が何をもって平等と考え、どういう国土を、どういう国家を目指すのか、そしてどういう方法で国会議員を選ぶのが国民の気持ちに叶うのか、という国家の根幹に関わる問題だと理解している。

 

この日の議論でも数十人の議員から様々な意見が出た。

しかしながら僕らは議論だけで終わらせるわけにはいかない。この秋以降、自民党内で改正案を取りまとめていかなければならないのだ。

僕はこの会議の最後にこう発言した。

「ぜひとも執行部においては今回の議論を踏まえて具体的な改正案を次回このことを議論する時に提示していただきたい。」

 

これについてはしっかり受け止めていただけたようだ。 今後の展開に期待したい。

 

 

ふるかわ 拝

2017年8月1日(火)

週刊yasushi 第729号「新幹線リスタート(かなり長いです)」

 

 

先週は新幹線西九州ルートについて2つの動きがあった。1つは検討委員会におけるJR九州のヒアリング。もう一つは別の日に行われた検討委員会における長崎県知事及び佐賀県知事(発言順に記載)のヒアリング。

 

フリーゲージトレインの開発が予定通り進まなくなったことに対してどのように考えるのかと言う共通の問いかけに対して三者三様の答えがなされた。

 

JR九州の青柳社長からは、「現時点ではフリーゲージトレインを西九州ルートに導入することは困難と考える」と言う発言があり、長崎県の中村知事からは「フリーゲージトレインの導入により長崎と関西を直接結ぶことが可能になると考えてきたが、それが現実的に不可能になったと言うことを思えばそれに代わる手段を考える時期が来ていると理解している。すでに長崎県内は全線がフル規格で整備中であり、西九州ルート全体をフル規格で整備していただくことをご検討いただきたい」と公の場で初めてフル規格による全線の整備を求める発言がなされた。

一方で、佐賀県の山口知事からは、「佐賀県としては関西直通を求めてきており、引き続きその実現に国は努めていただきたい。フル規格は佐賀県にとっての負担が重く、フリーゲージトレインの導入が予定通り進まなくなっているからといってた直ちにフル規格の議論をする環境にない。しかし、フル規格以外の方式で関西直通を実現する、ということについて検討が進められていくことについては了解する。」

という発言があった。フル規格以外、かつフリーゲージトレイン以外、という整備方式、というのは具体的にはミニ新幹線ということになるのだろう。これについての検討を容認するという発言も初めてのものだった。

 

 

これらの発言のうち、両県知事のご発言はよく理解できたところだがJR九州の青柳社長のご発言に関しては以下の通り何点か今後整理すべき点があると感じた。

 

1 これまでJR九州はフリーゲージの開発に同意をしてきた。最近では平成24年の認可の際に同意している。その時には同意をしたにも関わらず今回、導入は困難と言う結論に至ったと言うことは、平成24年当時にはわからなかったことが今になって明らかになってきたからと言うことだと思う。

これについて、青柳社長からは「フリーゲージトレインの導入によって年間50億円程度収支にマイナスになる」と説明をされていたが、では平成24年当時はどのように考えておられたのだろうか。また、いくら程度のマイナスであれば許容できるとお考えになっておられたのか。その点をお尋ねしたが明確なご返答はなかった。

 

2  社長が「現時点では」と前置きして(しかもその言葉は用意されていたJR九州のペーパーには入っておらず、わざわざ社長が付け加えられた)フリーゲージトレインの導入が困難とご発言された真意についてもよく理解することができなかった。

現時点では困難と言う事は数年後あるいは10年後、フリーゲージトレインの開発が進んだ時には導入するかもしれないと言う含みを持ってご発言をされたと言うことであろうか。おそらくはそうではないだろうと思うのだが。わざわざなぜ付け加えたのだろう。これもお尋ねをしたが「結論はJR九州ではなく検討委員会にお決めいただくことになっているから。その意味で現時点では」とおっしゃったように思うが、僕の理解不足からか、なるほどと言う所まで至らなかった。

 

3 六者合意に位置づけられている高橋駅から大町駅の間の複線化についてもこれはフリーゲージトレインの導入とは切り離された対面乗り換え実現のための事業であり、今回のフリーゲージ導入断念と言う方針とは関係なく予定通り進めていくべきだと考えるがそのような理解で良いかとお尋ねをしたが、これについても明確な返答がなかった。「六者合意は、フリーゲージトレインの導入を前提にしているので」とおっしゃっておられたが、六者合意はフリーゲージトレインの導入を前提にしていない。「フリーゲージトレインを導入する場合には」としていくつかの事柄が書かれていると言うことであって一番のメインは対面乗り換え方式で暫定開業する、ということなのだ。この部分についても認識が異なっていた。

 

社長のご発言に関するポイントは以上の通りだが、それ以外にもこの西九州ルート全般について現時点で気になっていることがいくつかある。

ひとつが複線化。

現在、高橋駅と大町駅の間で複線化に向けての地元との調整作業が進められている。もし、仮に、今後、例えばフル規格ではなくミニ新幹線による整備を行うと言う方針になれば、複線化の工事に影響が出てくる。整備する線路の幅が変わってくる、ということだ。

複線化の工事は平成34年度の暫定開業

に間に合わせるために急ピッチで作業が進められている。それが整備方式の決定が遅くなることにより、手戻りが発生するか、あるいは暫定開業を遅らせなければならない事態になりかねない。

地元で懸命に調整にお取り組みをいただいている大町町長はじめとする地元の皆様方のことを思えば、そのようなことにならないようにできるだけ早く一定の結論を出していくことが求められると思う。

 

それともう一つがフル規格という話が出るたびに佐賀県の負担が大きいこと、また佐賀県としてはそれだけの大きな負担には耐えられないことなどの議論が出る。それはそれで正しいと思うのだが、1番大きな問題は国に新幹線の整備に投じる財源が不足していると言うことなのだ。今整備が進められている新幹線は西九州ルートだけではない。北陸新幹線と北海道新幹線が工事中だ。そしてこれは延伸が決まっていて、そのための財源が確保されている。その財源は遠く平成72年度(2060年度)に入ってくる予定の貸付料まであてにして整備を進めることになっている。仮にフル規格にする、ということを決めたとしても、財源確保の見通しは立たない。

実はこの、国の財源問題というのが最も大きな問題だと僕は思っている。

「そこをとってくるのが国会議員の仕事だ」と言う声も聞こえてくる。

それはその通りだと思うのだが、国の財源について少しだけ知っている者として申し上げればこの国の財源というハードルは相当高いなという印象だ。まだまだ僕自身の知識不足もあろうかと思う。これからも勉強を重ねてみたいがとにもかくにもそれも含めて新幹線リスタートだ。

 

 

 

ふるかわ 拝

 

Copyright (C)  power-full.com All Rights Reserved.

<掲載画像の無断転載・複製を一切禁じます>