週 刊 y a s u s h i

2 0 1 9 年 2 月

 

2019年2月25日(月)

週刊yasushi 807号「一流の仕事」

 

 

 

前々から行きたかった店に先日行った。福岡市の博多埠頭の近くにあるSOLAというお店だ。もともとこの店のシェフの吉武直樹さんは伊万里市出身。あちこちで世界中で料理の経験を積んだ後、パリでフランス料理のお店オープン。ミシュランでも星を獲得したほどの素晴らしいお店だった。

 

繊細な盛り付けときちんとした味付けそして一般的な洋食用のプレートとは異なる陶磁器を使う。

それもそのはずで奥様の実家は武雄市の陶房。

 

このように和のテイストに満ちた本格フランス料理店をパリで展開しておられた。その後パリの店をたたんで日本に戻り1年ほどはいわば流しの料理人として様々なイベントなどに出ておられた。

「この経験が大きかったです。場所の違い、お客さんの違い、求められるものの違い。そうしたものも1年のうちに経験できたわけですから。」と吉武さんは語る。

 

その経験を元に、昨年末に博多ベイサイドプレイスのC館という場所に吉武さんは新しい挑戦の場所を定めた。内外の航路の出発と到着のお客様で賑わう旅客ターミナルビルという珍しい立地。夜になれば賑わいというよりむしろ寂しいくらいの雰囲気の場所だが、吉武さんはここが気に入っているという。

「テラス席からは港が見えますしね。港を見ながらの食事もいいだろうし、お酒だけでもいけます。これからはワインをメインにしたバーも展開できれば、と思ってるんです。幸い、空いてるスペースもありますしね。」

店の中はカウンターもテーブルも沢山のお客様で賑わっていた。

どんな場所でも一流のものを出していくことで、そこにお客様がついてきておられる。そういう雰囲気を感じた。

これからも楽しみだ。

 

ちなみに、吉武さんの出身である伊万里市のとある地域の夏祭りに数年前に行ったことがある。

夏祭りのテントでカレーが売ってあった。「食べてみてんですか?(食べてみてください)」と言われて試してみたところ、味の違いにびっくり。

これは?と尋ねたところ、「吉武くんのレシピなんですよ」と地元の方が教えてくれた。

一杯300円くらいだったと思うがそういうカレーひとつとってみても一流の人が手がけると違うものだと思った。

 

一流といえば、先日、東京のフレンチの世界の巨匠であるシェ・イノの古賀料理長と自民党本部でお会いする機会があった。古賀料理長は武雄のご出身。お元気で指揮を執っておられたが、「佐賀県出身者、採用してるんですよ。」と若い料理人たちを紹介していただいた。

いただいたのはエゾシカやカモの料理。自民党本部の会議室の一角で環境としてはあまり恵まれていない中ではあったがそこで料理を振舞っていただいた。

これがまたうまい。エゾシカの肉がこれだけうまい、ということなのか、料理が上手、ということなのかわからなかったが、とにかくささやかな量だったが、一流の技、を味わうことができた。

 

料理の分野でもあちこちで佐賀県とゆかりのある一流の方が活躍されているのが嬉しい。

 

 

 

ふるかわ 拝

 

 

2019年2月18日(月)

週刊yasushi 806号「成人式をいつにするか」

 

 

 

ハッピーバレンタインの2月14日。この日の最初の自民党本部での会議は成人式について、だった。

2022年から成人年齢が18歳になるが、それでは成人式はいつやればいいのかという事についての会議だ。

本来ならば成人式をやるのかやらないのか、またいつにするのかは自治体が自由に決めれば良いのだが、全く政府が知らんぷりというわけにもいかないだろうということでいま、関係する役所が集まって会議が開かれている。

それに対応して自民党内でも議論をしていこうとこの会議が開かれている。

この会議に参加するまで私はすっかり、18歳で成人となっても成人式は「20歳の成人式」と名付けてでも20歳の時にやるのだろうと思っていた。

ところがこの日の議論を聞いているとそうではなかった。

もちろんいまと同じ20歳の1月の成人の日を軸にしてその時にやるようにするという考え方もある。お酒、タバコ、ギャンブル等の解禁が20歳だからというのがその有力な理由なのだが。

ところがそれ以外の考え方も有力なのだなと思った。

例えば、18歳の3月という考え方。

18歳の1月の成人の日に成人式を行うのでは受験シーズン真っ最中なので現実的では無い、という考えの下、そうであれば18歳の3月に卒業式と合わせてやれば良いのではないかという考え方だ。アメリカ文化圏で行われている高校の卒業式シーズンに行われるプロムというパーティの日本版のようなもの。この案のメリットは受験シーズンを外しつつもその学年の仲間達と最後のお祝いをする、そして大人になったことを自覚することができることだと思う。

欠点はというと、日頃会っている仲間たちとのお別れ会のようなものになり、今の成人式が事実上持っている「お久しぶり」という同窓会的要素がないということと、お酒やタバコを嗜むことができないことだろうか。

 

3月ではなく、卒業後の18歳の5月にやれば良いのではないかという考え方もある。

それぞれ高校を卒業した後に進学をしたり就職をしたりして1月ばかり経った後にゴールデンウィークに帰省するきっかけを作るというものだ。

これだと、それまでずっと毎日一緒にいた仲間達が離れ離れになりしばらく経った後の再会となるのでその意味では懐かしい集まりにはなるだろう。しかしながら、もちろんお酒やタバコはご法度。しかも18歳にはとっくになっているわけで18歳になった成人としてのけじめの要素が少し薄れるかもしれない。

しかし、これもあり得るかも。

 

問題は3月や5月に成人式を行うということになるのであれば、そもそも祝日法を改正して成人式が行われる日に移さなければならないのではないだろうか、ということだ。

また、5月に行うとすると、ゴールデンウィークの時はただでさえ祝日が混み合っている。今年はたまたま多くの人にとって10連休になっているが、仮に5月1日を成人の日にすれば、毎年のように10連休が出てきてしまうかもしれない。

 

この成人式問題についてはこれからも議論を続けることになるが、激しい議論になる可能性もある。

私自身もこの議論に引き続き参加していきたい。

 

これから現役の高校生や最近成人式の実行委員会の役を務めた人たちにも話を聞くことになる。

あなたはどのようにお考えですか?

 

 

 

ふるかわ  拝

 

2019年2月11日(月)

週刊yasushi 805号「アメニティフォーラムから~「障がい」の「がい」を漢字に変えよう~」

 

 

 

今年も滋賀県大津市で日本最大の障害福祉のイベント「アメニティフォーラム」が開催された。

私が登壇した「障害」の表記問題。極めて有意義だった。時代が変わるかもしれない、と思った。

 

登壇者は、日本DPIの尾上副議長とNHKの『バリアフリーバラエティ』にレギュラーで出ておられる玉木幸則さんのお二方と私。

お二方は、「障害」を「障がい」と書くな、「障害」と表記せよ、という考え方の持ち主。

それは、「障害」の「害」は障害者のことを言っているのではなく、当事者にとって様々な妨げになっている社会の側の問題点のことであって、そういう問題が所在していることを隠してはいけない、本人たちにとって迷惑なソフトハードのことを「害」と表現しているわけで、堂々と「障害」と表記すべき、と主張。

玉木さんも同意見。「障がい」と表記すればそれだけで障害者に優しいまちであるという印象づけになると勘違いしているのではないか」などと賛同され、会場は大いに盛り上がった。

「障碍」と表記すべき、という立場の私は、「障碍」という表記の問題で終わらせるのではなく、なぜ、この表記にこだわるのか、という考え方を含めて広げていくことが必要だ、と主張した。

 

一方、「障碍」表記についても動きがある。

日本の法律では、これまで「障害」で統一されているのだが、平成30年、スポーツ基本法が改正されたとき、そこに「日本障がい者スポーツ協会」という固有名詞が書き込まれた。

これは固有名詞だけに勝手に漢字にするわけにはいかない。しかし、「障碍」表記を進めるべきという複数の国会議員の運動で、法律の付帯決議で「障碍」の「碍」を常用漢字に入れるよう政府は検討を進めることとなった。

それを受けて、文化庁は昨年の12月に結論を出した。それによれば、「碍」の字を常用漢字に入れる状況にない、としながらも、地方公共団体が「碍」の字を用いることは差し支えない、という見解を出したのだ。

これまで、常用漢字を用いて公用文を作成するように、とされてきたものが、その例外として、「碍」の字の使用を認めたのだ。

「障碍」であれ、「障害」であれ、はたまた「障がい」であれ、とにかく雰囲気や気分で表記の問題に向き合ってはならない。表記の問題は障害という問題にどう向き合うかということでなれけばならない、という点で3人の意見は一致した。

 

このようなテーマのセッション人が来てくれるだろうかと心配をしていたが800人くらいの人が来てくれ、この問題に対する関心の深さを感じた。

さらにこのセッション終了後、何人もの自治体職員から「うちは『障がい』と表記してきましたが、『障害』に改めようかと思います」との声もいただいた。

これから一つのうねりになるかもしれない。

 

 

 

ふるかわ 拝

 

2019年2月4日(月)

週刊yasushi 804号「スマート農業のもたらす未来」

 

 

 

先日さが農業まつりに出かけた。

雨にもかかわらず最終日とあって人出が多かったが、その中で人気を集めていたのは自動運転トラクターやドローンといったスマート農業関連の機械だった。

私もいろいろ見たがその中でも全自動農機「アグリロボット」は魅力的だった。要は『下町ロケット・ヤタガラス』に出てきたアレだ。

GPSを使って測位するのだが、誤差は2、3センチくらいだという。

あるじゃないかと言いたいところだが、これは人間がやるよりは正確にできる、というレベルらしい。

たしかにそれはそうだろう。

田植機とトラクターなどそれぞれ到達水準が異なっているようだが、一部のトラクターは自動運転レベルのレベル2に達しているという。

ただいくつかの乗り越えるべき壁があった。

例えば圃場を全自動で耕すというわけには行かず、四辺のうちの二辺は人がついてやらなければならないこと。

人が乗らなくてもいいが、そのかわりずっと見ていないといけないこと。

佐賀県のような地域だと1枚の圃場の面積が小さく、それだと全自動農機を入れても効率がさほど良くないこと。

こうした課題があるなと感じた。規制についてはやがて少しずつ緩和させていかなければならないのだろうが、圃場の広さは解決が難しい。

 

このほか各メーカーが競って開発をしたために、開発費が重くのしかかること、メーカー当たりで見たときに売り上げる台数が多くならないために1台あたりの単価がどうしても高くなっていることも問題だと感じた。

一方で後付けのできる自動運転装置も開発されていて、これが普及し始めているという。

こうした動きを通じて、安く手に入れることができるようにすることで一気に普及してくるのではないだろうか。

 

会場で自動運転農機を見ていたら、となりにいたお母さんらしき人が息子さんらしい若い男性に話しかけておられた。

「あんたが継ぐころにはこれが当たり前になっとるやろね。便利になるね。」

話しかけられた若い男性ははにかみながらこう答えておられた。

「うん、これならやれるね」

 

スマート農業。今後が楽しみだ。

 

 

ふるかわ 拝

衆議院議員

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