週 刊 y a s u s h i

2 0 1 9 年 5 月

 

2019年5月27日(月)

週刊yasushi 819号「嬉野伝統芸能保存会発足 」

 

 

5月25日、嬉野伝統芸能保存会が発足した。この発足に関わってきた議員として本当にありがたかった。

この保存会は嬉野温泉の検番の芸妓さんたちが中心になって、このままでは嬉野温泉の芸能文化が廃れてしまうと言う危機感から発足することになったものだ。

 

私のところには半年位前に私がお世話になっている方から、「芸妓さんから相談を受けた」として2つの相談があった。

 

1つ目が歌舞練場(稽古場)の整備。嬉野温泉には歌舞練場がない。最近はインバウンドのお客様も増え、着物姿で温泉場を歩いてみたいと言う声や温泉場としての日本舞踊などを楽しみたいという声があるにもかかわらず、このことに対応できる場所がなく困っている。なんとか場所の確保をお願いできないか。

 

2つ目が芸妓育成の支援。

かつて200人以上いたと言われている嬉野の検番の芸妓たちも今や10数人まで減っている。近年新しい人たちの入職がなく、このまま放っておけば嬉野温泉に芸妓が1人もいなくなることが懸念される状況。この事は嬉野だけでなく他の多くの地方の花街にも共通の問題であり、新潟を始め多くの地方都市で芸妓の育成支援が始まっている。嬉野市でもなんとかしていただけないか。

 

大きくこの2つだった。

 

お話をいただき、嬉野の芸妓さんと話をし、要望内容を文書で書いてみていただけないかお願いをした。そして書いてもらったものを役所の人が見てわかりやすいように私が文章を書き換えた。また、役所の人たちが判断しやすいように財源措置や他の自治体の例等を関係の省庁や国立国会図書館で情報収集を行って資料提供した。このことを進めるには市長さんにお願いするしかない、と判断し、そのことをアドバイス。その上で市長さんに会っていただくことになった。

お忙しい中、村上市長さんが会っていただいた。そして早い段階で歌舞練場の整備についてご決断をいただいた。具体的には、廃業した日本旅館を活用して稽古場にして良いと言う決定で、話はトントン拍子ですみ今年の3月に使えるようになった。場所も川に面しており嬉野らしい雰囲気。

市長はじめ市の当局の方々の迅速かつ丁寧な対応には本当に頭が下がる。

そして、残されたもう1つの課題。芸妓の育成について。

いま、政府は2020年にインバウンド受け入れ4千万人を目標としている。2030年には6千万人だと言う。インバウンドの一定の割合で日本文化に関心を持つ人がいる。その人たちに対して日本文化の象徴の1つであるお座敷文化を提供できると言う事は日本文化への理解増進にとどまらず、こうしたことが実現できる地域の魅力にもつながると私は思う。こうしたことができるのはまさに無形文化財だ。

例えば神奈川県の箱根町はふるさと納税の返礼品でお座敷体験券制度を作っている。同じ県内の湯河原町も湯河原芸妓の体験チケットを返礼品にしている。

こうしたこともそうだろうし新潟市を始めとして経済団体が事業主体となって、芸妓の育成支援の事業に取り組んでいるところもある。

次から次で恐縮ではあるが、嬉野市ご当局の積極的なご検討を心からお願いしたい。

 

 

 

ふるかわ 拝

 

2019年5月20日(月)

週刊yasushi 818号「 犬をなんと呼びますか? 」

 

 

先日、白石町にある九州一の広さを誇るフラワーウッドという園芸店で行われたドッグランのイベントに参加した。時折臨時のドッグランが作られてそれを利用したイベントが行われると聞いていて、それがこの日。

保護犬の譲渡に関する相談対応を行っている団体のブース開設や日本レスキュー犬協会がデモンストレーションなどが行われていた。

社長のご厚意でご挨拶をさせていただくことになった。そんなに難しいことと思わず、引き受けてからふと思った。

犬のことを何と呼んだらいいのか。

本日は「犬好きの皆さんたちにお集まりいただき」とは言えないだろうし、「ワンちゃん」という言葉を挨拶の中で使うのもためらいがある。「ペット」はもちろん「愛玩動物」という言葉ももはや使わない言葉だろうし、適切な言葉が浮かばない。

結局、「犬と人との関わりを感じさせるイベントにお越しの皆さん」みたいになんとなくふわっとした表現にした。後になってお尋ねしたところ犬を飼っておられる方々に語りかける場合は、「愛犬」と言うのが一般的な呼び名だと教えていただいた。

そうか、愛犬か。犬の名前を書類に記入する際にも「愛犬名」と表示してあることが多いとのこと。

犬の場合がそうだとすると猫は何と表現したら良いのかと思って確認をしたらやはり猫の場合は「愛猫」(あいびょう)とのこと。ただ愛犬家ほどはなじみがないような気もする。

ちなみに今や英語ではpet という言葉は使わないのだと10年位前にNHKラジオ『やさしいビジネス英語』で教えてもらった。companion animal というのだという。family と呼んで欲しいと言う人も多いとのことだった。ペットロス症候群という言葉もやはりその頃、このNHKの番組で知った。今後の高齢化社会の進展を考えたときに人と動物との関わりについてはしっかり考え直した方が良いと思うようになった。

かつて、佐賀県で防災訓練を行った時、動物と一緒に避難できる避難所を試しに作ったりしたのはその発想によるものだった。

 

フラワーウッドのイベントの当日、挨拶が終わった後、そこにお越しの様々な方からお話を伺うことができた。

課題はいろいろだった。

例えば、行政機関に保護される犬のことを保護犬と呼ぶが、その保護犬を殺処分することなく新しい飼い主に譲渡するということが行政機関として求められている。

ただ、現実としては、譲り受ける新しい飼い主に特に資格が必要と言うわけではなく、軽い気持ちで犬を飼い始める人もいて、そういう人が時々もうこの犬を安楽死させたいとかこれ以上自分で飼えないのでお返ししたいといった相談をしてくるとの事。

こうした相談を受けておられる団体の方が懸命になって飼い主を説得して飼い続けてもらうということをお願いしているが、本来であればこうした保護犬を譲り受ける飼い主について資格制度などを設けて、最低限の知識を身に付けている人に譲り渡すことができるとありがたいとその団体の方はおっしゃる。

一方で、行政当局としては、できるだけ譲渡率を上げて殺処分を減らしていくためには、譲り受ける人に厳しい要件を犯してしまうと譲り受けることのできる人が減ってしまうことにもなり、なかなか悩ましいところだと言う。

九州では福岡県が条例で資格制度を設けているとも聞く。

自治体としての独自の対応もあり得るのだと認識した。

 

 

 

ふるかわ 拝

 

 

2019年5月14日(火)

週刊yasushi 817号「 新幹線、ふたたび 」

 

お詫びと修正

 

先週の週刊yasushiで「新幹線、ふたたび」と題したコラムを書いた。

その時の文章に使った表現や言葉は、私のメモに基づくものだったが、あのコラムを読んだ、その日出席しておられた方から、表現がちょっと違うのではないかと言う指摘を受けた。

具体的には、私の前のコラムでは、山口佐賀県知事が武雄温泉新鳥栖間についての新幹線整備を不要だと考えるのは何故か、と検討委員会で問われた際に「県民の総意」と言う言葉を使われた、と書いていた。そこがちがうのではないか、という指摘だった。

私のメモには「県民の声を聞くとフルは要らないと言うものがほとんど。」と書いてあり、→で「県民の総意」と書いていた。なので、「県民の総意」と知事が発言されたと思っていたのだが、今回確認してみたら違っていた。

山口知事は「県民の総意」ではなく、「フルをやっていくことについては、非常に反対の意見が多い」とか「ほぼ、フルに乗るべきでないという県民の声が多い」などと発言しておられた、というのが正確なところのようだ。

人の発言をカギカッコで引用する場合は、発言をそのまま書くべきが基本のところ、「総意」と「非常に反対の意見が多い」では意味するところが異なる。謹んでお詫び申し上げ、修正したい。

一方、県民の声の代表である議会としてどのように考えるのかが重要だ、という点は変わらないと私は思う。

 

以下修正して全文掲載

 

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5月11日土曜日の朝、自民党佐賀県議会議員団の研修会で最近の新幹線整備の動きについて報告した。

与党整備新幹線検討委員会ではこの夏までに整備方針の決まっていない武雄温泉駅から新鳥栖駅までの区間(未整備区間)について一定の結論を出したいとしているのに対し、佐賀県の山口知事は、これ以上の新幹線整備は不要との見解を先日示されたからだ。

 

このことに関する私の主張は以下の通りだ。

1 令和5年に長崎駅から武雄温泉駅までの区間はフル規格で整備されて部分開業する。これにより、長崎と博多間は約40分時間短縮される。これにより、旅客流動量は増えるはずで、そのことの効果はしっかり受け止めるべき。そして佐賀県には嬉野温泉駅という新駅ができる。新幹線の新駅ができることの効果をどれだけ活かすか、そのための努力が必要。

2 一方で、未整備区間がそのままでいいのかという課題は残っている。

私が知事の時は、フリーゲージトレインによる関西直通という計画だった。県民負担225億円で関西直通の切符を買う、という説明をしてきていた。ところが、フリーゲージトレイン投入計画は技術開発の失敗により断念を余儀なくされ、これにより、県民負担225億円はそのままで関西直通を諦めざるを得なくなった。

県民負担225億円で得られるものは嬉野温泉駅新駅の整備。もちろんそれはそれで一定の効果はあるのだが、これ以上の整備を行わず、武雄温泉駅での対面乗り換えを固定化していいのか、という問題がある。

これに対し、先日、山口知事は、対面乗り換えの長期化もやむなし、関西直通を諦めるのもやむなし、との見解を示された。これはこれでトップとしての1つの見識だろうと思う。

ただ、私として気になることがある。知事は、検討委員会の中で、これ以上の新幹線整備を望まないのは非常に多くの県民の声であるという趣旨の発言をされた。ただ、一体何をもって県民の声、と考えておられるのか、そこは明確ではなかった。私は、県民の声、というからには県議会での十分な議論と一定の方向性の整理が必要だと考える。

県議会での議論を重ねた上で、それでもこれ以上の新幹線整備は不要という結論が出されるのであればそれを重く受け止める必要があると思うが、まだ議論の余地はあるのではないか。

 

自民党県議団の研修会では、「これ以上の新幹線整備を求めているのは嬉野と武雄の人だけではないか」との指摘もあったが、その直後に佐賀市選出の議員から「フル規格による新幹線整備を求める」という意見も出た。まだまだ議論は尽くされていないと感じた。

 

例えば、現在、佐賀駅から博多駅まで平均で約40分かかっているものがフル規格による新幹線整備の場合、約20分に短縮される。

大都市圏から20分の場所に位置することになる佐賀市はさらなる発展の余地がいろいろ出てくるのではないか。こうした事柄について、経済界や佐賀市民のまちづくりの関係者たちが議論していってもいいのではないか。私はそう考える。

 

研修会の中で最も厳しく指摘を受けたのは、国によるフリーゲージトレイン開発の断念だった。そのことに納得していない、という声が多かった。このことについては謙虚に受け止めつつ、自民党佐賀県議会議員団での議論が深められることを心から期待したい。

 

 

 

 

ふるかわ 拝

 

 

2019年5月7日(火)

週刊yasushi 816号「 はじめての唐津曳山奉曳 」

 

 

 

令和元年5月5日。この日は初めてのの経験がいくつもあった。

まずは、午前7時30分から、1番曳山刀町赤獅子生誕200年を記念しての記念写真撮影。くんち装束に曳山顧問の法被を着ての撮影だった。

その後、天皇陛下御即位御奉告祭並びに赤獅子200年記念の神事に参列。通常であれば来賓になるケースが多いのだが、この日は天皇陛下御即位唐津 東松浦の集い 奉祝会長として、主催者側だったため、初めて唐津神社の本殿の中で主催者側に着座した。

その神事終了後は、奉祝式典のために洋装の式服に着替え、時間までに唐津市民会館へ。

ここも来賓ではなく主催者側。そして奉祝式典の会長として式辞を述べるなどの大役。いつもやっているのではと思われるかもしれないが、御即位奉祝式典というのはそうそうあるものではないわけで、しかも式辞の内容や言葉遣いもいつもとは当然違ってくるため、識者にご意見をいただくなどして何度も直して、番に臨み、皆様方のご理解とご支援を得て無事この式典が終了。まずほっとした。この式典を終えると今度は唐津曳山の奉曳に舞台が移る。

唐津市民会館前に14台の曳山が勢ぞろいしている中で、聖寿万歳なのだが、その際にはやはりくんち装束と曳山顧問の法被の方がいいだろうと思い、また着替え。大塚唐津曳山総取締の音頭で万歳を三唱した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いよいよ奉曳がスタート。今回は1万曳山刀町赤獅子生誕200年も兼ねていて、その赤獅子のスタートを見極めたところで、今度は車に乗り込み、伊万里へ。伊万里で行われている結婚披露宴にどうしても出席をしなければならなかったからだ。車の中でくんち装束から式服に着替えて現地到着。新郎新婦を始め関係者の方々にご挨拶し、祝辞を述べさせていただき、

テーブルをある程度回ったところで失礼し、唐津に戻ることに。

春秋航空の王正華会長と懐かしの大石町の民家で再会、それを楽しむ間も無く、今度一曳子として呉服町のヤマに合流した。

今回の奉曳の際には私のプロモーションビデオに使う動画や写真を撮影することとし、その許可を頂いていたので、いつもにも増して緊張してヤマを曳いた。

山を引くだけでなく、呉服町の先輩から、太鼓を叩いていいと言われ、嬉しいのなんの。

酒宴の時に太鼓を叩いた事はあるが、このような公式行事では初めて。生まれて初めての経験だった。

「ヤマば曳く人間はいろいろおるかもしらんが、太鼓ば叩ききる人間はおらん。あんたが太鼓ば叩く、というのはあんたが町んもんやっけんさい。」と言っていただいた。

この日の人出は約11万人とのこと。くんち本番並みの人出だ。それとくんち本番の時は料理のおもてなしをしなければならないため、くんち料理を提供している家庭の女性たちはほとんどヤマを見ることがない。

私の母も含めて、数十年ぶりにヤマを見たと言う女性の人たちがたくさんおいでだった。

 

 

 

 

ふるかわ 拝

衆議院議員

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